青がきこえる

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こんな時代だからこそド直球タイトル!上田正樹とSOUTH TO SOUTH「この熱い魂を伝えたいんや」

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上田正樹とSOUTH TO SOUTHのデビューアルバムにしてラストアルバム。
(デビューアルバムがライブ盤って笑)
1975年の9月に芦屋ルナホールで行われたライブを収録したライブ盤。

''この熱い魂を伝えたいんや''

ド直球なタイトル通りに本作はサウストゥサウスの熱い魂が伝わってくるなんともソウルフルな盤になっている。

この盤をぐぐっと熱くしているのがサウストゥサウスのリズムセクション
特に藤井裕のファンクベースが熱い!
日本人離れしたパワフルで骨太なベースに脳天をぶち抜かれそうになる。
バンドはリズム隊が心臓である。
心臓が力強いビートを刻まなければ血液が各器官にまで行き渡らない。
送り出された血液を受け取るが如く上田正樹有山じゅんじが活きるのだ。

個人的なおすすめはむかでの錦三とお前を離さない。
特にお前を離さないは激アツだ!
原曲は言うまでもなくオーティスレディングのヒット曲なのだがサウストゥサウスは完全にオーティスのリズムをモノにしている。
上田正樹が興奮して「お前らノッとるか!!?」と観客を煽るシーンが印象に残る。
まるでライブでの興奮もレコード盤に刻み込んでしまったのではないかと錯覚するほどだ。

熱い魂を持って生きるのがなんとなくかっこ悪いような気がしてしまう今の時代だからこそ心に響く本作。

せっかくだし熱い魂を持って生きようよ。
人に笑われてもさ。

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ちなみに有山さんのサイン入り!