青がきこえる

ブルースの底なし沼へようこそ

バンザイ!日本はブルース大国だ!江上治著「あなたがもし100人の残酷な村の住人と知ったら」

 

あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら

あなたがもし残酷な100人の村の村人だと知ったら

 

 

 

これはとある村のお話です。
その村は・・・

49人が男性で51人が女性です。
13人が子どもで、61人が働き手、26人が老人です。

小学生は5人、中学生は3人、高校生は3人、大学生は2人います。

 

そんな村には問題が山積みです。

 

問題①急激な人口減少。
2050年には
子どもの数➡13人から10人に
働き手➡61人から52人に
老人➡26人から39人になります。
(老人の数多すぎ!)

 

問題②借金
お金を稼ぐ人が減少しているのに村の借金は村人が1年間に稼ぐ総額の2倍以上。
支出の中で一番大きいのは社会保証費ですが、老人はどんどん増えていく。
当然ですが必要な社会保証費の額は増えていく。
このお金を賄うのは若い世代です。
つまりこの村で生まれる=生まれたときから借金を背負う
という訳です笑

 

問題③村民の厳しい生活
働いてお金をもらっている人の4分の1が年収200万円以下のいわゆるワーキングプア
更に女性は男性に比べて収入が低いのも問題。
この女性の収入の低さは母子家庭の家の貧しさに結びつく。
貧困層の数は年々増えているが、その半分の子どもたちが母子家庭)
100人の村の半数以上が生活がきついと嘆いている状態です。

ちなみにこれを書いている私(24歳)も毎日250円以下のお金で暮らしています笑
(でもそれを楽しんでいますw)

 

問題④自殺
この村でも自殺する人が非常に多い。
その数は世界で5番目。

 

言うまでもないですが、この100人の村=日本です\(^o^)/

 

問題は他にもあります。
でも省略します。
書いてて鬱っぽくなってくるので笑
全部知りたいあなたは是非ともこの本を読んでみてください。

それにしてもブルースな状況ですね、この国は。
ブルースをやるのに最高な環境です\(^o^)/

 

この本の素晴らしいところは厳しい現実ばかり突き付けるのではなく、
このような状況のこの国でどのように生きるべきかと指針を読み手に提示しているところ。

 

著者が主張するこの国を生き抜くための人生の3要素

①自分資本(どこに行っても生きていくことのできる力)
②お金資本(文字通りお金)
③人間関係資本(家族や友人、パートナーとの人間関係、協力関係)

 

そしてこの3要素のウエイト付は自分資本(3)、お金資本(2)、人間関係資本(5)とのこと。

 

このウエイト付が個人的に絶妙過ぎて好きです。

お金資本より人間関係資本が一番大事。
お金で人間関係資本は買えません!

ま、お金がきっかけになることはあるけどね。。。とかっこつけたことも言いたいけど僕にはお金がありません!

それでも人間関係資本はたくさん持っているつもりです。

つまりお金がなくても増やせる資本w

 

人間関係資本繋がりで1つ自分が強く思うことを最後に書いて終わります。

20代はとりあえず自分より上の世代(それも自分が凄いと思う人)とひたすら交流するべき。
自分はどんどん質問して聴くほうに回る。
そうすることによって教科書や本では載っていない人生のためのヒントがたくさんもらえます。

この交流のためには僕はお金の出し惜しみはしません。

 

特に20代は若いということだけで可愛がってもらえる!
この武器を活かさずにどうするか!
どんどん人間関係資本を増やしましょう!

 

文章:菅原翔一