青がきこえる

ブルースの底なし沼へようこそ

セックスピストルズってぶっちゃけ積極的に口に出していいたかったよね。

70年代の音楽シーンを語る上で欠かすことのできないムーブメントがある。
パンクだ。
激しい怒りをそのままぶちまけたようなサウンドは今聴いてもセンセーショナルだ。
クラッシュ、ダムドなど実に様々なバンドが生まれてキッズを魅了した。

その中でも忘れられないバンドはやはりセックスピストルズだ。

もちろんサウンドも実に怒りに満ちていて非常にかっこよかった。
テレビ出演したときのスタジオライブ映像を初めてみたときの衝撃は今でも忘れることはできない。
決して綺麗でもないし上品でもない。
でも自分を隠さずに全てさらけ出すような演奏に釘付けになった。
当時の僕は高校1年生だった。

さて、このバンドが忘れらない理由がもう1つある。
バンド名だ。
セックスピストルズ
思いっきりセックスいうとるやんけ!!
高校生の僕にはこのバンド名は少々刺激が強すぎた。

そのため口に出すのが本当に恥ずかしかった。
というかできなかった。
そのためセックスピストルズのセックスを省略してピストルズと呼んでいた。
結局高校を卒業するまでピストルズとしか言えなかった。

そんな僕は大学に進学、軽音楽部に入部した。
雰囲気的に言えちゃうんですよね。
セックスピストルズ!!!
そこからはもう堰を切ったかのように言っちゃうよね。
セックスピストルズ
セックスピストルズ!!
セックスピストルズ!!!

公然の前でセックスと言ってしまう背徳感がよかった。。。
男はみんな変態である。それを隠しているか隠していないかである。
世の女性の皆様はお気をつけくださいませ。

文章:菅原翔一