青がきこえる

ブルースの底なし沼へようこそ

陸上自衛隊少年工科学校を受験したときのお話 part3

日付が随分空きましたが前回の続き。

 

陸上自衛隊少年工科学校の二次試験当日を迎えたのだが・・・

 

まぁ、相変わらずデブだったワケです。

 

給食のお代わりなし、間食なし、夜のランニングを約2ー3週間したところでそんなのは付け焼き刃でした笑

 

不安を心に抱えながら陸上自衛隊金沢駐屯地までバスに揺られる。

不安だったくせに売店で何か自衛隊グッズ買いたいなーと思う能天気さも持ち合わせていた。

 

到着するや否や医務室に直行。

北陸地域で自衛隊の2時試験を通過した生徒達が集まっていた。

 

担当する医務官はニコニコの営業スマイル。

 

医務官「それじゃみんなパンツ以外全部脱いでねー^ ^」

 

二次試験の内容は身体検査。

体力検査はなし。

 

身体測定、視力検査などを行ったのちに四つん這いになって片足をあげるなどの検査(骨格などに異常がないかの検査だろうか)を行う。

 

血液検査もあったなぁ。

隣に座っていた生徒が自分の血を見てブルブル震えていたのを思い出す。

聞くと血を見るのがとても苦手とのことだ。

 

「そんなので敵国の兵士を撃てるかぁ!!」

と思う意識高い系軍国少年の当時の私だった。

(今では真逆の人間になった笑)

 

全ての検査を終えた後に個別に医務官との面接。

ほとんど内容は忘れてしまったが確か持病がないかなどの確認だったように記憶にしている。

 

医務官「最後に何かありませんか^ ^」

 

自分「入隊前には必ず規定の体重に落とします!国を守りたいんです!」

 

ここでも安定の国防意識を発揮したのである。

まぁ、医務官は笑いを堪えてましたね。

 

午後からは福井の自衛隊地方協力本部で面接。

ここも何を聞かれたかはほとんど覚えていない。

 

志望動機を聞かれて、国を守りたいんですと答えて国防意識の高さをアピールしたのは覚えてる笑

 

その1週間ほど後に不合格の通知がくるわけだが、正直なところ「やっぱりかぁー」と思った。

それぐらいデブだったのだ。

 

そして今思うと高校の3年間を自衛隊で過ごさなくてよかった。

自分みたいなおっとりとしてマイペース人間に軍隊は不向きだ。

というか自衛隊に迷惑。

マジで。

 

結論→デブでよかった。

 

マジで。

 

文章:菅原翔一