花見で宗教について考えさせられたお話
先日、お花見をした。
Wデートin花見というブルースとは真逆の行いだ。
当日は青空が澄み渡り実に気持ちが良かった。
おいしいご飯を食べながら楽しい歓談。
幸せな一時だ。
そこにやたら流暢な日本語で話しかけてくる外国の方が。
どうも車関係の仕事で名古屋から来られたそうだ。
人形のような可愛らしい娘さんも一緒だった。
作りすぎたホットドッグを勧めてみると大変申し訳なさそうにイスラム教徒だから食べれないとのことだった。
あぁ、中東っぽい感じだったのになんでそこに気づかなかったのか!
申し訳ない!これなら大丈夫だろうと思いラスクを勧めてみるとこれもダメだという。
豚肉が入っていないのになんで?
疑問に思っていると「成分表示に含まれていなくても豚肉が入っている可能性があるから」とのことだった。
とても敬虔なイスラム教徒なのだろう。
少し残念そうな僕達をみてその方はニコッと笑顔で
「じゃあお茶を頂いてもいいですか??」
どうぞどうぞ。
人の好意を受け取るっていうのも優しさなのだなぁと思った。
凄く嬉しかった。
どんな宗教を信仰しようとそれは人の自由。
どんな音楽ジャンルを好きになろうともそれは人の自由。
でも大事なのは他を思いやる心と余裕。
その大前提をもとに成り立つ自由であってほしいよね。
文章:菅原翔一