青がきこえる

ブルースの底なし沼へようこそ

教則本じゃないブルースギターの本「The Blues Guitar」

ブルースギターという言葉はどうしても奏法としての意味合いとして使われがちだ。
もちろん悪いことではない。
これはブルージーな渋いプレイに需要があるということ。
むしろ歓迎するべきだと思う。
(そして僕は内田十紀夫さんの教則本をブルースギターのバイブルとして愛用している)

しかし!しかしなのである!!
ブルースギターっていうのはブルースという音楽を奏でてきたギターそのものにこそあるんじゃね??
というのがこの「The Blues Guitar」である。

 

ブルース・ギター大名鑑 写真でたどる名器とブルースの歴史 (P‐Vine BOOKS)

ブルース・ギター大名鑑 写真でたどる名器とブルースの歴史 (P‐Vine BOOKS)

 

 

リックベイティー著で監修はブルース&ソウル・レコーズ。

デカデカと飛び出してきそうなブルースマンが抱えていた名器が掲載され大興奮すること間違いなしである!
これは大判の本ならではこそ。
電子書籍では味わえない。

戦前ブルースから戦後ブルースまでの歴史がざっくりと掲載されているのもよい。
ブルースギターに興味をもってこの本を読んでブルースという音楽そのものにはまる人は必ずいるはずだ。

ギターもギブソンJー45、マーチントリプルオー、フェンダーストラトキャスターなど名機中の名機が紹介されているのはもちろん、ケイのシンツインやステラなどマニアックな名機もズラリ。
ギターの傷や汚れに鼻血が出そうな勢いである。
ティッシュのご用意を!

そして改めてこの本を読んでいるとTボーンウォーカー、オーティスラッシュ、ゲイトマウス、ブラインドブレイクなどなど、、、活躍していた時代は違えどもギターを誇らしげに、そして嬉しそうに構える笑顔を見て、、、
やっぱりギターはいいなぁと純粋に思うのだ。

定価が3800円+税と少し高いが値段以上の価値があると断言できる1冊。

文章:菅原翔一