青がきこえる

ブルースの底なし沼へようこそ

優しい人間が出す優しい音、そして声 Mississippi John Hurt「Live vol1」

今日はミシシッピジョンハートのLive vol1を紹介します
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1965年のオーバリン大学でのライブを収録した作品です。
Vanguardからリリースされました。

本作では晩年のミシシッピジョンハートの音が味わえます。
(ジョンハートは翌年の1966年に死亡。安らかな最期だったそうです。)

再発見後のライブではありますが、やらされている感じはほぼ全くなく力を抜いて楽しそうにプレイしているジョンハートが印象的。

そして観客も楽しそうでとてもいい雰囲気が伝わってきます。
たまに少しだけリズムがつっかえるところもあったりしますがそこが有機的でとても良い。

ジョンハートの優しい人間性が紡ぎ出す優しいギターの音色と優しい声。
おまけに顔までめちゃくちゃ優しそうです。
そんなジョンハートはブルース弾きのみならず国内のフォークミュージシャンにも大きな影響を与えました。
ex)高田渡など

A面2曲目「I shall not be moved」
A面5曲目「Ain't nobody's business」
B面1曲目「Coffee Blues」
が特に良い!