青がきこえる

ブルースの底なし沼へようこそ

動画で見るブルースマンその① ロバートジュニアロックウッド

Robert Lockwood, Jr. - Sweet Home Chicago - YouTube

ロバートジュニアロックウッドのSweet Home Chicagoの演奏動画。
このときジュニアロックウッドはなんと91歳

ロバートジュニアロックウッドはよくロバートジョンソンの義理の息子と紹介される。
しかし自分の中では間違いなくロバートジョンソンの音楽性を独自の感性で消化し、昇華させシカゴブルースの基礎を築いた人である。

ギターは派手なテクニックの見せびらかしは一切ない。
しかし同じことを繰り返さずクールなフレーズを随所にちりばめるセンスの良さは驚嘆である。

ボーカルも非常に味わい深い。

実はブルースを聴き始めたときにこの動画を見たことがある。
しかし正直に言うとなんにも感動しなかった

ただ、今見てみると物凄い凄みを感じる。
ロックウッドの気迫が画面越しから飛び出してきそうだ。

その気迫、凄みを感じることができるようになったというのがなんとなく嬉しい。

この凄みを一人でも多くの人に感じて欲しい。

文章:菅原翔一

ブルースの旅に出たくなる 桑田英彦著「ミシシッピブルーストレイル ブルース街道を巡る旅」

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今日は最近読んだ本について。
桑田英彦のミシシッピブルーストレイル。
P-Vine BOOKSから出版されています。

ミシシッピブルーストレイルとはミシシッピブルースコミッションという団体が運営しているプロジェクトのこと。
このプロジェクトはミシシッピ出身のブルースマンたちのゆかりの地を100ヶ所以上リストアップするという内容。
それぞれの場所にはTHE BLUES TRAILと書かれた看板が掲げられています。

この本ではそんなミシシッピブルーストレイルが紹介されています。

例えば
⚫︎BBキング博物館、ハウリングウルフ博物館、デルタブルース博物館などのミュージアム
⚫︎BBキング、サンハウス、マディウォーターズなどの有名ブルースマンの出生地
⚫︎プロフェッサーロングヘアなどの有名ブルースマンがプレイしていたライブハウ
などなど
言い出したらきりがないくらい笑

いわゆるガイド本ではないので詳しいアクセスなどの情報はあまり載っていない。
また写真の数も少なかったり小さかったりする。

でも自分的にはそこがいい!
そっちのほうが想像力をかきたてられてワクワクできる!

ブルースへの旅をしたいという意欲がぶち上がりました。
いざ米国へ!

人生でやりたいこと100リストを作ったら人生の指針が見えてきた。

やりたいことが多すぎて頭の中の整理が追いつかない!
ということで紙にやりたいことリストをひたすら書き殴ってみました。
気が付いたら100を越していた。。。

これ超おすすめです。

自分が人生において何がしたいか、何をしたいかが明確になります。

もやもやがとれて超すっきりします

さて以下が僕のやりたいこと100リストです。

  1. グルーブのあるギターを弾けるようになる
  2. シカゴでシカゴブルースを弾く
  3. 母親をプロデュースする
  4. レコード棚で壁を築く
  5. 笑って仕事をする
  6. いつも行くカフェのマスターとお酒を呑みに行く
  7. 月収30万以上到達!
  8. クリエイティブな仕事をする
  9. ありがとうと言ってもらえる仕事をする
  10. チョーキングに説得力をもたせる
  11. ロバートジョンソンの聖地を巡る
  12. バディガイのライブに行く
  13. チャックベリーのライブに行く
  14. シルジョンソンのライブに行く
  15. ヴィンテージのギルドを買う
  16. ついでにヴィンテージのフェンダーアンプを買う
  17. アメリカ一周
  18. 世界一周
  19. 台湾一周
  20. その前に日本一周やな
  21. 自分のギターをオーダーメードで作る
  22. オーダーメードスーツを作る
  23. 遊ぶように働く
  24. 海外に1年住む
  25. ブルースのレコードを200枚集める
  26. ブルースの本を出版する
  27. 宇多田ヒカルのライブに行く
  28. クロマニヨンズのライブに行く
  29. ES-335を買う
  30. 父と台湾で遊ぶ
  31. 思い煩うことなく愉しく生きる
  32. 海外でライブする
  33. ファッション誌に載る
  34. 糸井重里さんに会う
  35. 日暮泰文さんに会う
  36. 所さんに会う
  37. おいしい生活をする
  38. クロスロードで悪魔と契約を結ぶ!笑
  39. メンフィスに帰ろかな
  40. テネシーに行く
  41. ミシシッピデルタに行く
  42. テキサスオースティンに行く
  43. Peterson Brothers Bandのライブに行く
  44. 本場でブルースを聴く
  45. AC/DCのライブに行く
  46. 毎週2回プールに通う
  47. 6パックを作る
  48. 小浜を勝手に盛り上げる
  49. 商店街も勝手に盛り上げる
  50. 若い世代に夢を与える
  51. TOEIC900点代をとる
  52. 20代でブルースバンドを結成!
  53. JAMES(ブルースバー)に行く
  54. ブルースブームをもう一度作る
  55. MREを食べる
  56. 黒人並みのリズムを身につける
  57. 家を建てる
  58. スタジオを家に作る
  59. 家にバーを作る
  60. 家を外国人旅行者のための無料ゲストハウスにする
  61. ブルースの流れる店を作る
  62. 菊田俊介さんに会う
  63. 英語を教える
  64. ブラインドブレイクのレコードを買う
  65. 上田正樹さんと会う
  66. 上田正樹さんと有山さんのライブに行く
  67. バンドをプロデュースして音楽業界に一石投じる
  68. 人に良い影響を与える人間になる
  69. オーラを身にまとう
  70. 新聞の一面を飾る
  71. グラミー賞に物申す
  72. ブルースマン銅像を建てる
  73. 真島昌利さんに会う
  74. イギリスに行く
  75. SOHOに行く
  76. カントリーハウスに行く
  77. アビーロードで写真を撮る
  78. ビートルに乗る
  79. レコードをリリースする
  80. 10kg減量
  81. 明るい日本を作る
  82. 小浜の音楽シーンを盛り上げる
  83. スライドギターを習得する
  84. 知覧に行く
  85. 長崎に行く
  86. 青春デンデンデケデケの舞台を巡る
  87. JIROKICHIに行く
  88. 時代の流れの先に行く
  89. クレイジーボムを買う
  90. バンドマンのためのファッション誌を作る
  91. 別荘を海外に建てる
  92. 打倒安倍政権
  93. 打倒稲田朋美
  94. 自分の軸を守る
  95. 岡本太郎を神棚から引きずりおろす
  96. JASRACと戦う
  97. やたらうまいコーヒーを毎朝飲む
  98. 壁をお洒落にする
  99. 日本刀で竹を切る
  100. 実弾をぶっぱなす
  101. ブログを10年続ける
  102. 一週間全力で遊ぶ
  103. 一週間全力で何もしない
  104. 一週間全力で読書する
  105. 会社を起こす 
  106. 変な会社を作る
  107. 沖縄で一週間過ごす
  108. 寒い冬を沖縄or暖かい国で過ごす
  109. 世界で一番うまいカレーを食べる
  110. スイートルームに泊まる
  111. 平常心を保つ
  112. ライブハウスを作る
  113. 一所懸命生きる
  114. 打倒可愛い産業
  115. 日本兵の遺骨をボランティアで収集する
  116. 大和を海底から引き揚げる
  117. 武蔵を海底から引き揚げる
  118. 本棚で壁を作る
  119. 枕元に寝る用のオーディオシステムをつくる
  120. 外国の友達を100人つくる
  121. 海上で一週間過ごす

こんなの絶対無理やろーと思われるものばかりかもしれません。
しかし夢は思い描かないと叶わない!
ひとつずつ叶えていきます。

皆さんも騙されたと思って作ってみてください。
わくわくしてきますよ(^ω^)

楽しくなってきた!
やったるぜい!!

ギターはかさばるから壁に吊るそう。ホッチキスでね。

2月の短さに軽く驚愕しています。
あっという間に3月に突入してしまいました。
今月も楽しんで参ります(^ω^)

さて今日は初めてのギター関連の記事を投稿してみたいと思います。

皆さんはギターをどのように収納しておりますでしょうか?
大部分の方はギタースタンドに立てかけていらっしゃると思います。

しかしギタースタンドに立てかけると結構場所をとるんですよね。

そんな悩めるあなたにこの記事を捧げます。

結論から言うとこの製品がオススメ!
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この製品の一番ユニークなところは
ホッチキスで壁に固定するという笑
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しかしこれで8kgのギターまで対応というから大したものです。

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2年間使用しておりますが全くぐらつきなし。
恐るべしホッチキス。。。

この製品のおかげで部屋が広く感じます。

1つ3千円ほどですが価値は十分にあると思います。

取り付けも簡単!

僕は3つ使っています(^ω^)






名盤のくせにゆるゆる!シカゴブルースを味わおう! Jimmiy Rogers「Chicago Bound」

今日はシカゴブルースを語る上で外せない大名盤をご紹介します。

名盤というと少しかたっくるしいイメージもありますが。。。

 

安心してください!

このアルバムゆるゆるです笑

 

どれくらいゆるゆるかと言うと

 

あ、間違ってもたやん!もっかいやらせて!

的な感じで演奏のミスと声がそのまんま収録されている。。。笑

(これを商品として販売するアメリカ人ってどうよ。個人的には好き笑)

 

さて前置きが少し長くなりましたが、本日紹介する盤はジミーロジャースのChicago Boundです。

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1970年にチェスから発売されました。

ジミーロジャースの1950年から57年のソロ作品の寄せ集めアルバムです。

 

まずはジミーロジャースさんの紹介から。

ジミーロジャースはあの有名なマディーウォーターズのサイドギターを務めたギタリスト。

つまりマディーウォーターズを光とするならジミーロジャースは影という訳です。

この影がいい仕事するから光は思いっきり輝けるという訳です。

 

ジミー君、いつも後ろでギター弾いてるからたまには前にでてみたら?俺たちバックやるわ。

本作の楽曲たちはこんな感じで生まれていったに違いない。。。たぶん。。。

 

本作の魅力は肩の力が抜けたゆるゆるなジャムセッション感。

でも肩の力が抜けているからこそ自然体なシカゴブルースサウンドを味わうことができます。

 

肩の力は抜けているとはいえ、参加ミュージシャンはチェスレコードの名手達。

かなりハイレベルなセッションが繰り広げられています。

 

年代によって変わったりしますが基本的に

G.マディーウォーターズ(やばいよ)

Harp.リトルウォルター(やばいよ)

P.オーティススパン(やばいよ)

Ba.ウィリーディクソン(やばいよ)

Dr.フレッドビロウ(やばいよ)

 

断言します。

このメンツで悪い演奏が出来る訳がない!

 

ジミーロジャースもサイドメンの血が根底にあるのかあまり弾きすぎてないのがいい感じ。

結果としてバンドの調和がとれてとても聴きやすい作品になっています。

 

オススメはB面5曲目のTHAT'S ALL RIGHTとB面6曲目のWALKING BY MYSELF。

どちらも超有名曲!マスト!!

 

軽やかなシカゴブルースをお楽しみください♪

 

~本日のブルース余話~

WALKING BY MYSELFのクレジット。

ドラムがprobably Fred Belowとなってる。

つまり、多分フレッドビロウやと思いますっていうこと。

アメリカ人にいとおしさを感じてきました。

5月14日(日)は福井県小浜市へ!ブルースセッションやります!

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5月14日(日)にブルースセッションを開催します!
場所は福井県小浜市はまかぜプラザです。

詳しいタイムテーブル、内容など決まりましたらブログでまたお知らせしますのでお願いします!

ブルースの魅力、ギターの魅力をいろんな方に知って頂けるイベントにしたいと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します!

ブルース以外にも3コードのロックンロールなどもやりたいなと思っております♪

優しい人間が出す優しい音、そして声 Mississippi John Hurt「Live vol1」

今日はミシシッピジョンハートのLive vol1を紹介します
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1965年のオーバリン大学でのライブを収録した作品です。
Vanguardからリリースされました。

本作では晩年のミシシッピジョンハートの音が味わえます。
(ジョンハートは翌年の1966年に死亡。安らかな最期だったそうです。)

再発見後のライブではありますが、やらされている感じはほぼ全くなく力を抜いて楽しそうにプレイしているジョンハートが印象的。

そして観客も楽しそうでとてもいい雰囲気が伝わってきます。
たまに少しだけリズムがつっかえるところもあったりしますがそこが有機的でとても良い。

ジョンハートの優しい人間性が紡ぎ出す優しいギターの音色と優しい声。
おまけに顔までめちゃくちゃ優しそうです。
そんなジョンハートはブルース弾きのみならず国内のフォークミュージシャンにも大きな影響を与えました。
ex)高田渡など

A面2曲目「I shall not be moved」
A面5曲目「Ain't nobody's business」
B面1曲目「Coffee Blues」
が特に良い!