青がきこえる

ブルースの底なし沼へようこそ

セックスピストルズってぶっちゃけ積極的に口に出していいたかったよね。

70年代の音楽シーンを語る上で欠かすことのできないムーブメントがある。
パンクだ。
激しい怒りをそのままぶちまけたようなサウンドは今聴いてもセンセーショナルだ。
クラッシュ、ダムドなど実に様々なバンドが生まれてキッズを魅了した。

その中でも忘れられないバンドはやはりセックスピストルズだ。

もちろんサウンドも実に怒りに満ちていて非常にかっこよかった。
テレビ出演したときのスタジオライブ映像を初めてみたときの衝撃は今でも忘れることはできない。
決して綺麗でもないし上品でもない。
でも自分を隠さずに全てさらけ出すような演奏に釘付けになった。
当時の僕は高校1年生だった。

さて、このバンドが忘れらない理由がもう1つある。
バンド名だ。
セックスピストルズ
思いっきりセックスいうとるやんけ!!
高校生の僕にはこのバンド名は少々刺激が強すぎた。

そのため口に出すのが本当に恥ずかしかった。
というかできなかった。
そのためセックスピストルズのセックスを省略してピストルズと呼んでいた。
結局高校を卒業するまでピストルズとしか言えなかった。

そんな僕は大学に進学、軽音楽部に入部した。
雰囲気的に言えちゃうんですよね。
セックスピストルズ!!!
そこからはもう堰を切ったかのように言っちゃうよね。
セックスピストルズ
セックスピストルズ!!
セックスピストルズ!!!

公然の前でセックスと言ってしまう背徳感がよかった。。。
男はみんな変態である。それを隠しているか隠していないかである。
世の女性の皆様はお気をつけくださいませ。

文章:菅原翔一

動画でみるブルースマン その⑦Mississippi John Hurt 「Spike Driver Blues」

フォークブルースの代名詞ともいえるミシシッピジョンハートの貴重な動画。
 
カメラワークが秀逸でガッツリとジョンハートの運指、ピッキングが確認できる。
ギタリストにとっては非常に嬉しい!
この映像を撮ったカメラマンは偉い!!
 
一本のギターでベースラインとメロディラインをここまで分離させるのは驚異だ。
打田十紀夫のブルース常套句生!で楽譜があってコピーしているがなかなかうまくいかない。
メロディーラインを意識するとベース音がベチャッとした感じになる。
ベースラインを意識するとメロディ音が全然聴こえなくなる・・・笑
練習あるのみですね。
 
さて、この映像は何かのテレビ番組の収録のようで白人の聞き手数人を前にしての演奏。
しかしジョンハートは怖じけずに楽しそうに演奏しているのが印象的だ。
一音、一音に彼の音楽に対する愛情と彼自身の人間性が滲み出てくるようだ。
 

 

文章:菅原翔一

Jayden K. Smithって誰やねん!Facebookでチェーンメールが出回っているようです

Facebookメッセンジャーにてチェーンメールが出回っているようです。

僕のメッセンジャーにも回ってきました。

 

以下コピペ

[注意]あなたのメッセンジャーリストにあるすべての連絡先に、Jayden K. Smithの友情要求を受け入れないように教えてください。彼はハッカーであり、あなたのFacebookアカウントにシステムを接続しています。あなたの連絡先の1人がそれを受け入れると、あなたもハッキングされるので、すべての友達にそれを知らせてください。受け取ったとおりに転送されます。
メッセージを指で押さえてください。真ん中の一番下に転送ボタンがあります。それをタッチし、あなたのリストにある人の名前をクリックすると、それがそれらに送信されます

 

明らかに文面が自然ではない。。。笑

 

単なるスパムなのでお手持ちのデバイスがウイルスにかかる訳ではないのでご安心を。

 

ガン無視でいきましょう!(^ω^)

 

文章:菅原翔一

なんちゃってなのに本格派!打田十紀夫さんの「なんちゃってアコースティックブルース」にハマる!

 

 



最近ハマっているギター教則本がこちら。
ブルースギター教則本の大御所、打田十紀夫さんによる「なんちゃってアコースティックブルース」。

タイトルでなんちゃってがついているが内容はかなり本格的。
ダウンホームなブルースからちょっとお洒落なラグタイムブルース、更にはスライドまで幅広いブルースをカバーしている。

著者の長きにわたるブルースギターの経験が実に分かりやすいエッセンスとなって伝わってくる。
しかも譜例もそんなに難しくないので下手くそな僕にも楽しく練習できる。

普段のギターにどのようにブルースを使って色をつけるか?という観念で書かれているので自分のアイディア次第でかなり応用が利く一冊だ。
これはおすすめ!

文章:菅原翔一

動画で見るブルースマン その⑥ジュニアウェルズ「バディ!ギターソロだ!」バディ「おうよ!」ジュニアウェルズ「やっぱ弾くのやめて!」

Junior Wells - Cryin' Shame - YouTube

ライブはお客さん側からすると楽しいエンターテイメントなのは間違いない。

音楽は圧倒的に生がよい。

 

もちろん演奏者側にとっても血が煮えたぎるような熱い時間である。

しかし、何故かやってくるアイツ。。。

それはトラブルだ。

 

・ギターの弦が切れる

エフェクターが壊れる

・マイクのシールドが断線する

 

普段のスタジオ練習で起こらないことが頻発する。

これって何ででしょうね。

 

今回紹介する動画もトラブルを見ることができる動画です。

しかしこのトラブルは偶発的に起こるものではない。

超人為的。

というか、もはや人災。

 

ジュニアウェルズ&バディガイのリアルブルースブラザースによるCryin Shame。

ジュニアウェルズがギターソロ前に「バディ、ぶちかましてこい!」と言わんばかりにバディに発破をかける。

気合いを入れてむせび泣くようなギターソロをかますバディ。

実に気持ち良さそうだ。

 

そんなバディにジュニアウェルズが「もうギターやめて」とギターのネックを握ってミュートしちゃう。

 

普通の人間ならぶちギレる。

しかしバディはあまり動揺していない。

 

というかジュニアウェルズが怖かったんだな。

 間違いない。

 

文章:菅原翔一

絶望的な状況でも夢を諦めない。例え死が目前でも。 横山秀夫「出口のない海」

 

出口のない海 (講談社文庫)

出口のない海 (講談社文庫)

 

 

 
回天をご存知だろうか。
太平洋戦争末期に日本海軍が考案した特攻兵器だ。
特攻兵器といっても魚雷を改造し、人間を搭乗させることができるようにしただけのもの。
敵艦に搭乗員ごと体当たりする人間魚雷だ。
 
本作「出口のない海」はその人間魚雷回天の悲しい物語だ。
 
主人公の並木の野球に賭ける熱い思いに涙がこぼれること間違いなしだ。
死ぬ直前まで魔球の完成に情熱をかける姿に勇気をもらった。
 
若者は自分の夢に情熱をかけることを本分とすべし。
そうすることが夢半ばにあの忌々しい戦争で散っていった若者たちへの最大の供養になると思う。
 

 

文章:菅原翔一