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青がきこえる

ブルースマンを目指す23歳です。主に音楽、本、映画などについて記事を書いていこうと思います。

初めてブルースにでっくわしたとき、そいつらは掃除機ん中をくぐり抜けてきたんだ

ブルースとは何か。
これという定義はできない。
しかし人間誰しもブルースを抱えて生きていることは間違いない。

日曜日にサザエさんを見ながら「明日仕事(学校)行きたくねぇな~」
という比較的軽度なブルーもブルースだ。

しかしスリーピージョンエスティスのような「目が見えない自分のキッチンでネズミが自分の食料を食べてしまう」
といった飛びっ切り理不尽でブルーなブルースには敵わないだろう。

理不尽。
人間はこの三文字に一番ブルーな気持ちを抱く。

黒人の歌うブルースはそういった理不尽さを嘆く歌詞が多い。

今日はそういった意味で僕が生まれてきて初めてブルースを感じた日のことを書きたい。
そう、、、あいつらは掃除機からでてきたんだ。。。

小学生高学年のときだったと思う。
確か夏休みだったかな。
あのときの僕はひたすら毎日ポテチを食べながらPCに向かっていた。
狂ったようにみていた。
半分廃人である。

それに見かねた母親が遂にキレた。
「アンタぁ!毎日パソコンばっかりしてないで掃除しなさい!!」

当然であるがこの状況は全然ブルースでも理不尽でもなんでもない。
自分の子供がなにもせずポテチをひたすら食いながらパソコンにかじりついているのだ。
それはキレる。

めんどくせぇな。。。
と思いながら僕は掃除にとりかかった。
我が家において母親の命令は絶対なのである。
(ちなみに現在もそうである)

とりあえずあらかた整理整頓が終わって、掃除機をかける。
うなりごえをあげて掃除機は部屋のホコリをすいとる。
掃除完了だ。

とりあえず母親に掃除が終わったことを告げる。
「おかあさん~掃除おわったよお~」

掃除機の音がきこえんかった。

!?
おかしくないですか!?

ちゃんと掃除機をかけたことを説明する。
しかし母は聞こえなかったと一点張り。

「もういっかいやりなさい!」

理不尽である。
まだ掃除機のかけかたがなっていないという類いの苦情なら分かる。
でも音が聞こえないというのは。。。

僕は掃除機のスイッチを再度入れた。
そして息を大きく吸い込み
ぶぉぉおおおおおおおおおおおおんんんんn!!!
渾身の力で叫んだ。
母に聞こえるように。

「アンタなにやってんの!!!」
母が鬼のような形相で部屋に入ってきた。
掃除機を力づくでとりあげられこっぴどく叱られた。
めちゃくちゃ怖かった。

理不尽である。
掃除機の音が聞こえないから大きな声をだして聞こえるようにしたのだ。
それなのに、である。

現在24歳。
これ以上の理不尽はまだ経験していない。

初めてブルースにでっくわしたとき、そいつらは掃除機ん中をくぐり抜けてきたんだ。
これが本当の意味で僕とブルースとの最初の出会いだ。
もちろんこのとき僕はブルースのブの字も知らなかった。


文章:菅原翔一

映画「冷たい熱帯魚」は観る予防接種だ。※針が太いので注意!エログロ!

突然ですがあなたは予防接種を受けたことはあるだろうか?
恐らくほぼ100%の人がYESと答えるだろう。
今更説明する必要もないと思うが予防接種を受けると抗体が体の中にできる。
しかし、予防接種を受けるのに必要なものがある。
それは注射だ。
チクリと痛い。

今回紹介する園子温監督の冷たい熱帯魚も一種の予防接種だ。
観ると抗体ができるのでできれば観ておくべし。
ただし針がめちゃくちゃ太い。
それ故にめちゃくちゃ痛い。


【映画について】
この映画は1993年に実際に起こった埼玉愛犬家連続殺人事件が元になっている。
実際の事件では主な舞台がペットショップであるが、本作では熱帯魚店にアレンジされている。

あまり内容に踏み込むとネタバレになるので詳しくは書かないがあらすじは
さびれた熱帯魚店を営む冴えない主人公がひょんなことから殺人事件に荷担してしまうというもの。

この主人公を殺人に荷担させるのが地元大手の有名熱帯魚店のオーナー。
表はカリスマ性を発揮し、従業員を鼓舞するザ・カリスマ。
しかし裏の顔は冷酷なヤクザ。
自分の利益のためなら平気で人を殺す。
そして証拠隠滅のため死体を解体する(本人はこの行為をボディを透明にすると呼んでいる)

【感想】
非常に恐怖を感じる映画だ。
誰にでも起こりうるから怖さが倍増する。

殺人に荷担する訳ない!
果たしてあなたはそう言い切れるだろうか?

もしあなたの家族に危害を加えると脅されたら?
そして、あなた自身に危害を加えると脅されたら?

この映画を観た人は主人公を自分と置き換えるはずだ。
そして恐怖する。

お化けなんて生易しいもので本当に怖いのは人間だと実感する。

何度も言うが怖い映画だ。
ただし絶対に観ておくべきだ。
自分の中に「疑う」という抗体ができる。

何事においても疑うことが必要だ。
特に綺麗な言葉を使うカリスマを疑う必要がある。

新社会人に必見だ。
ただし、トラウマになっても私は一切責任を負わない!!
この針めちゃくちゃ太いぞ!!

文章:菅原翔一




はまかぜセッションvol1のご報告♪

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5月14日に開催させて頂いたはまかぜセッションvol1のご報告です。

今時、ブルースセッションなんて誰がきてくれるのだろうか、、、なんて少し思っていたりしましたが。。。
たくさんの方の参加にほっと胸がなでおりました。
舞鶴からきてくださった方も(泣)

当日はボーカルが不在という過酷な状況にも関わらず、楽しいセッションとなりました。
(次回はなにがなんでもボーカリストを探して参ります)

最後に参加してくださったギタリストのNさんが「みんな幸せそうだったね」と仰っていましたが。。。
そういうNさんも幸せそうにギターを弾いておられました。
みなさん14歳の表情になっていましたよ~
いやーギターってやっぱりいいね。

そして普段聴いてるブルースの楽曲を楽しく演奏される皆さんの姿をみていると益々ブルースへの愛情が深まりました!
ブルースは本当の意味で人を幸せにすると僕は信じています。

至らぬところは多々ありましたが、参加してくださった皆さんありがとうございました!

次回の目標は普段家で一人で楽器をしたり、歌ったりしている人たちに参加してもらうことです♪
ブルースは基本フォーマットが覚えやすいからとっつきやすいよ♪
楽しくブルースしてみましょう!

文章:菅原翔一
写真:Hさん(ご参加ありがとうございました♪)

若き日のサンハウスの写真が見つかった!!

1929年の若き日のサンハウスの写真が見つかったとのことです。

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ループタイではなく蝶ネクタイ。
キマってます。

横にいる女性は当時のガールフレンドとのことです。

それにしてもイケメンである。

ブルースウィリスのブルース。ネタだと思ったらマジだった。

Devil Woman - Bruce Willis - YouTube

ブルースウィリスがDevil Womanを歌う動画を見つけました。

ブルースを歌うブルースウィリス。。。
ネタかと思ったら。。。
普通にうまいw

特にブルースハープの音の暴れ方がワイルドでかっこいい。。。
恐るべしブルースウィリス。。。

塩次伸二メモリアルライブ2017 @京都拾得 ライブレポート


4月29日(土)に京都拾得で行われた塩次伸二メモリアルライブのライブレポートです。

【開演前にホトケが】
初めての拾得で少し迷いながら会場へ。
会場前にホトケが。
いきなり過ぎてびびる。
サインをお願いすると快く応じてくれました。
いい人だ。。。
 
【拾得の雰囲気◎】
会場に入ると既にほぼ満席。
年齢層はやっぱり少し高めです。
皆さん開演前にお酒を呑んで楽しそう。
 
拾得の雰囲気がとても良い。
ライブハウスというより飲み屋といった感じ。
照明も提灯を使っていていい感じ。
 
ジュークジョイントってもしかしたらこんな感じの雰囲気やったんかな・・・と自然に空想してしまう。
そしてこれからどんなブルースを聴けるんだろうと考えると少しずつ胸が高鳴ってくる。
 
照明が落ちる。
このときの高揚感はライブハウスならでは。
何回経験してもこの瞬間はやっぱり興奮する。
 
【開演!】
最初に8823の演奏陣だけでの演奏。
ギターの田中さんの親指だけでのメロウなギターのサウンド。
伸ちゃんを思わせる泣きのスクイーズギター。
 
良い。。。
凄く良い。。。
バンド全体がつくりだす心地よいシャッフルビートに自然に体が動いてしまう。

 f:id:mojomanta:20170507230335j:image
そこにvoの酒井ちふみさんが登場。
Hound dogのカバー!(もちろんビッグママソーントンのオリジナルのほうです)
圧倒的な歌唱力にひきずりこまれました。
 
数曲歌い終わったちふみさんがホトケの名前を呼ぶ。
客席から歓声があがる。
もちろん僕もその歓声を上げた人たちの中の一人だ。
 
【ホトケがステージに】
ステージにあがったホトケ。
手にはマディを思わせるキャンディアップルのテレキャスター

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始まったのは・・・
Tramp!!
ホトケの歌い方、レコードで何回も聴いてきたあの歌声だ!
オーディオスピーカー越しに聴いてきた声を生で聴いていることに感動。
 
ホトケがソロをとる。
あら結構器用にギターを弾きなさる。。。
普通にうまい。。。
テレキャスの高音域を更に強調した金属音に近いサウンドがフレーズに合う。
 
続いてT-Bone Shuffle
そう、1stと同じ流れ。
一緒にライブにきていた昔からのファンのKさんの顔がほころぶ。
 
ここでホトケのMCが入る。
「ウエストロードは拾得から始まった。エレキを弾ける箱がここしかなかったから」
喋る間の取り方が絶妙で会場は笑いに包まれる。
 
数曲ウエストロードナンバーが続く。
MCで「俺は伸ちゃんのギターソロの練習のためだけにT-BONEのギターを弾かされてた。。。本当は本番で弾きたかったけど弾かせてもらえんかった。。。」
なんとブルージーなエピソードだろうか。
会場大爆笑。
 
ツインボーカルのブルース】
ホトケのコールで酒井ちふみさんがステージへ。

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Baby what you want me to doが演奏される。
ツインボーカルで聴くブルースもいいなぁ。
コール&レスポンスが楽しかった。
 
続いてマジックサムのカバーでAll of your love
ちふみさんのリクエストでカバーしたとのこと。
嬉しくなってしまう選曲のセンスだ。
後半はほぼジャムセッションみたいな感じでプレイヤー目線で楽しんだ。
 
数曲演奏したのちアルバートキングのI play blues for you

I sing blues for youと歌うホトケ。
ホトケはこの歌詞通りウエストロードが解散した後もずっとブルースを歌い続けてきた。
不遇の時代もあっただろう。
一人の男の等身大のブルースに胸が熱くなった。
手が痛くなるくらい拍手した。
 
リトルリチャードのShake hands Shake handsが続く。
ちふみさんのバックボーカルが非常によかった。
 
【まさかのMCで。。。】
ここでMCが。
ホトケ「開演前にウエストロードのLive in KYOTOにサインをさせて頂いた方がいらっしゃいましたが。。。そのレコードにも入っている曲をやります」
 
そう、自分のことである。
嬉しすぎて少し泣きそうになった。
 
自分なりに解釈するとホトケさんも嬉しかったのだと僕は思う。
自分の孫くらいの世代の人間にLPにサインを欲しいとねだられるのはなかなかないもんね。
 
とにかく一生忘れない思い出になった。
 
【心に響いたAin't nobdy business】
 
「伸ちゃんがおらんかったらブルースやってなかった」
そういうホトケがアンコールの曲で歌ったのがAin't nobody business。
名曲中の名曲。
 
It ain't nobody business if I do
(誰もやらなくても俺はやるぜ)
 
何回も繰り返される歌詞。
脇目もふらずブルースを追いかけ続けるホトケが歌うから心に染みる。
ブルースは形ではなく生きざまだ。
 
歌い終わったホトケが静かにギターのストラップを外した光景が脳裏に焼き付いて離れない。
大満足のライブだった。
 
【最後に】
ホトケが自身のサイトでロバートジュニアロックウッドの来日講演について語っているページがある。
演奏を録音したホトケがテープを聴き返してみると「キョーリョクやなぁ!レコードと一緒やんか!」と興奮した自分の声と拍手がほとんどだったというオチ。
 
その言葉をそっくりそのままホトケに捧げたい。
僕がレコードでたくさん聴いたホトケの歌い方そのままだった。
 
そしてそのパワフルな歌声を届けるための土台をがっちり固めた8823の演奏力にも脱帽だ。
演奏がしっかりしてるからこそ安心してホトケの歌声に酔うことができた。
 
大満足で京都を後にした。
やっぱりブルースっていいなぁ。

 純粋にそう思った熱いライブでした。


f:id:mojomanta:20170507230215j:image
これがホトケさんにもらったサイン。
宝物になりました。

文章:菅原翔一
写真:菅原翔一

第1回はまかぜセッション 演奏曲のご紹介

5月14日(日)の第1回はまかぜセッションまで2週間をきりました。

開催までドキドキの毎日が続きそうです。

 

さて今回のセッションで演奏する曲目を今日はご紹介致します。

セッション前の予習にご活用くださいませ。

 

☆ブルースセッションの部☆

 

Manish Boy key=G

マディーウォーターズがオリジナルのブルーススタンダードナンバー。

 ほぼGのワンコードです。

ギターソロだけブルース進行になります。

恐らく今回のセッションの中で一番とっつきやすいかと思います♪


Muddy Waters - Mannish Boy (audio) - YouTube

 

②T-BONE shuffle key=A

T-BONE WALKERの代表曲のひとつ。

洗練された小粋でジャジーな大人な一曲です。

今回のセッションはAのキーで!

 

A/    A/    A/    A7

D/    D/    A/    A7

D7/    C7    G/    G

 

つまり上記のようなコード進行になります。

ぶっちゃけAのほうがなじみぶかいもんね笑


http://www.youtube.com/watch?v=0GsRzqbRvus

 

③Sweet Home Chicago Key=E

説明不要の超有名曲。

原曲はロバートジョンスンですが、セッションには暗くて重すぎるのでMagic Samバージョンで♪

マジックサムみたいに3連符のリズムを叩き込んでやりましょう♪

コード進行も王道のブルース進行です♪


Magic Sam - Sweet Home Chicago (Good Quality) - YouTube

 

ストーンズセッションの部☆

 

④ Honky Tonk Women Key=G

個人的にはカントリーホンクも好きですが今回はLove you liveっぽい感じで演奏します。

このテイクもかっこいいね。


The Rolling Stones-Intro/Honky Tonk Women(Live) 1976-Remastered - YouTube

 

⑤Jumpin Jack Flash Key=B

永遠のロックンロールスタンダードナンバー!

細かいこというのはやめようぜ!

レッツロケンロー!!!!


http://www.youtube.com/watch?v=a6lJ071MeKA


以上楽しい5曲です!

5月14日は小浜でブルース&ロケンロー!!