青がきこえる

ブルースマンを目指す24歳です。主に音楽、本、映画などについて記事を書いていこうと思います。

ヴィンテージギターってどうなの??買って1年くらい経つので書いてみる

ヴィンテージという言葉に男はめっぽう弱い。

ヴィンテージデニム、ヴィンテージウォッチ、ヴィンテージカーなどなど。

その分野に興味のない人にとってはヴィンテージ=中古でしかない。

女性なら尚更であろう。

そんな小汚い○○にいくら払ったのよ!!今夜もどこかの男は罵声を浴びているはずだ。

おー、怖い怖い。

 

そんな一部の人をとことん惹きつけるヴィンテージ市場ではあるが、ギターのヴィンテージ市場はひときわ大きなマーケットであるように感じる。

 

ヴィンテージギターにしか出せない枯れた音まじパネェっすわ的な。(果たしてヴィンテージギターを愛好する人達がこんな言葉遣いをするのかは謎である)

 

僕も前々からヴィンテージギターに非常に強い興味を持っていたクチである。

だってかっこいいんだもん、見た目がね!

(ギターは見た目が9割だと思っています)

 

購入したギターは1956年製のグレッチのニューヨーカーというピックギター。


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(もともとそんなにグレードの高いギターではないのでマーチンやギブソンなどの一流メーカー品のヴィンテージギターの購入を検討している人にとって本記事は全く参考にならないことを前もって言っておきます)

 

楽器屋で初めて音を出した瞬間に購入を決意。

やっぱり音は確実に違う。

自然にリバーブがかかるような不思議な感覚。

 

ちなみにこのギターの購入の決め手は音もさることながらルックスがやっぱり大きい。

レリック加工などでは出せない本物ならではの風合いはやっぱり大きい。

 

ヴィンテージというと高いイメージを持たれる方も多いと思うがこのギターは12万円。

ヴィンテージギターも需要と供給の関係で人気の高いモデルほど高くなるようだ。

だから人気があまりないモデルは狙い目だと個人的に思う。

 

モダンな音が好きなそこのアナタ!にも古いギターの魅力を感じで頂ければと思う。

確実に毎日のギタータイムが楽しくなる!

鮎川さんのパンク、ロック、ブルースへの爆発愛!200CD Rock `n` Roll

 

200CDロックンロール (200音楽書シリーズ)

200CDロックンロール (200音楽書シリーズ)

 

 シーナ&ロケッツの鮎川さんが監修している音楽ガイドブック。

とにかく鮎川さんの音楽愛が爆発していて読んでいて楽しい。

 

好きという気持ちが強すぎて前のめりになった文章はまるで気持ちが昂りすぎて良い感じに走り気味なギターみたい。

 

下手な評論家が書く文章よりも鮎川さんみたいな本当に音楽を愛している人の文章から入る音楽って意味合いが違うと思う。

 

是非とも!是非ともこの本から熱い音楽に出会ってほしい!

出会えるから!!

 

個人的には鮎川さんが真空パックをマディにプレゼントしたときにマディに「ローリングストーンズは俺らの親父やから、俺らはマディの孫やね」って言ったエピソードにニヤリ。

 

文章:菅原翔一

花見で宗教について考えさせられたお話


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先日、お花見をした。

Wデートin花見というブルースとは真逆の行いだ。

当日は青空が澄み渡り実に気持ちが良かった。

 

おいしいご飯を食べながら楽しい歓談。

幸せな一時だ。

 

そこにやたら流暢な日本語で話しかけてくる外国の方が。

どうも車関係の仕事で名古屋から来られたそうだ。

人形のような可愛らしい娘さんも一緒だった。

 

作りすぎたホットドッグを勧めてみると大変申し訳なさそうにイスラム教徒だから食べれないとのことだった。

 

あぁ、中東っぽい感じだったのになんでそこに気づかなかったのか!

申し訳ない!これなら大丈夫だろうと思いラスクを勧めてみるとこれもダメだという。

 

豚肉が入っていないのになんで?

疑問に思っていると「成分表示に含まれていなくても豚肉が入っている可能性があるから」とのことだった。

とても敬虔なイスラム教徒なのだろう。

 

少し残念そうな僕達をみてその方はニコッと笑顔で

「じゃあお茶を頂いてもいいですか??」

 

どうぞどうぞ。

 

人の好意を受け取るっていうのも優しさなのだなぁと思った。

凄く嬉しかった。

 

どんな宗教を信仰しようとそれは人の自由。

どんな音楽ジャンルを好きになろうともそれは人の自由。

 

でも大事なのは他を思いやる心と余裕。

その大前提をもとに成り立つ自由であってほしいよね。

 

文章:菅原翔一

盲目ブルースマンによる悲痛な叫び(がオリコンチャート入りしちゃった) Sleepy John Estes「スリーピージョンエスティスの伝説」

 

スリーピー・ジョン・エスティスの伝説

スリーピー・ジョン・エスティスの伝説

 

 

ブルースは悲しく、重く、物憂げな音楽ばかりではない。

思わず笑ってしまうような楽しいブルースもある。

可愛い女の子とお酒を呑みたくなるような都会的でお洒落なブルースもある。

 

しかし、ブルースの原点はやっぱりブルー(憂鬱)な気分を歌った音楽である。

本日紹介するスリーピージョンエスティスの「スリーピージョンエスティスの伝説」を聴くと改めてそう思うのだ。

 

ジャケットからもうブルースでないか。

汚れてクタクタになったスーツ。

抱えるギターのカポタスト(ギターのキーを変えるための器具)は鉛筆だ。

そして写真の背景は白人から押し付けらたかのようなドンズバな青色である。

白人「ブルースやし青色に塗ってしまおうっと笑」

 

スリーピージョンエスティスは全盲ブルースマン

(もともとは片目は見えていたが生活苦により全盲になった)

 

全盲といってもブラインドボーイフラー、ブラインドブレイクなど全盲ブルースマンは非常に多い。

 

その中でもエスティスのブルースが異質なのは全盲であることに対する苦しみを前面に打ち出していることだ。

その苦しみはA面1曲目の「ラッツインマイキッチン」からトップギアである。

 

盲目で稼ぎがないにも関わらず、ネズミ達に家の食料を食べられてしまう、という内容だ。

 

絞り出されるような声から紡ぎ出されるのは暗闇。

そこには一切の光もない。

 

相棒のハニーミクソンの泣きむせぶようなブルースハープがそれに追い討ちをかける。

 

たまにはこんなブルースに身を沈めるのも悪くない。

こうなったらウィスキー片手にどんどん沈みこもう。

 

ちなみにこのアルバムは日本でオリコンチャートに入るという快挙(?)を成し遂げている。

ブルースブームが背景にあったとはこんなサウンドがチャートインしてしまうというのは想像できない。

(お金がちゃんとエスティスの懐に入ったことを願うばかりです)

 

文章:菅原翔一

大学時代の友人からこのブログについて質問されたので答えてみる

今日は大学時代の友人から久しぶりにメッセージが飛んできた。

驚くべきことにこのブログについての質問であった。

 

そのまま返信しようと思ったが、ブログについての質問なのでブログで記事にするもありかと思いここに投稿してみることにした。

 

質問は5つ。

①ブログを始めた理由

②更新するモチベーションはどこからくるか

③どのくらいの人に見てもらえているか

④リア友以外の人からも見てもらえているか

⑤このブログを使って何か新展開を考えているか

 

ひとつずつ答えていく。

 

【①ブログを始めた理由】

何かを書きたいという衝動に駆られたから。

仕事では正直クリエイティブなことを要求されないのでフラストレーションが溜まっていた。

なので自分で勝手に何かクリエイティブなことをできる場を作ってしまおうと笑

どうせなら好きなブルースについて発信したいと思いブルースをメインで扱うブログを立ち上げた。

 

【②更新するモチベーションはどこからくるか】

特にありません笑

書きたい時に書いて書きたくない時は書かない!

ここ最近は書きたいなぁと思うことが多いので書いているだけ。

 

しかしやっぱり良い音楽に触れるとそれを伝えたくなるのは事実。

 

【③どのくらいの人に見てもらえているか】

1日30人くらいが関の山。

ただし食べ物関係の記事を書くと100人は越える。

みんな食べ物が好きなんですね。

 

【④リア友以外の人にも見てもらえているか】

ありがたいことに見て頂いております。

いつもスターをつけてくださる読書の方、本当にありがとうございます。

しかし、記事自体は知人のことを意識しながら書いています。

そっちのほうが僕にとっては書きやすいので。

 

【⑤このブログを使って何が新展開を考えているか】

全く何にも考えていません笑

ブルースが好きな人に出会った時に名刺代わりに使おうとは考えているが笑

 

ただ書きたいから書く。

それだけです。

 

音楽を聴きたいから聴く。

本を読みたいから読む。

映画を観たいから見る。

 

これらと全く同じ。

 

ただこのブログを通してブルースが好きになってくれる人がいればこれほど嬉しいことはありません。

 

文章:菅原翔一

 

 

ナイフでスライドする人達は何故か歌がうまい?「SLIDE GUITAR BLUES」


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ブルースギターを語る上でスライド奏法はかなり重要なウエイトを占める。

スライド奏法を知らない人のために一応説明を(そんなもん知らなくても実生活には全く支障はないですが)

 

スライド奏法とは、ビンの首を切断したもの、もしくは金属製のバーを指にはめてギターの弦をスライド(擦る)させる奏法である。

独特のサウンドを出せるので、この奏法に魅了される人は大変多い。

 

ちなみにこのスライド奏法、前述したビンの首、金属製のバーの他でも音さえ鳴ればなんでもOK。

動物の骨を使う人も多いのだが、ポピュラーなスライドアイテムとして挙げられるのがナイフである。

 

本日紹介するこのSLIDE GUITAR BLUESはナイフでブルースを演奏するスライド名手3人によるコンピレーションアルバムだ。

録音は1934年~1937年。

 

その3人とは

・オスカーウッズ

・ブラックエイス

・ココモアーノルド

 

3人とも超がつくスライドの名手だ。

 

3人とも適度に力が抜けたスライドプレーで聴いていて全然疲れない。

(日本人や白人に多いこれみよがしに大げさなスライドプレーをする人達の演奏は聴いていて疲れてしまう)

 

また、本アルバムで驚くべき点は3人とも歌も物凄くうまい。

特にココモアーノルドによるB面3曲目のミルクカウブルースの歌は最高だ。

 

スライドと歌に直接的な因果関係はないのだろうが、やはりスライド奏法での音程は自分の耳頼りになるので耳が鍛え上げられるのであろう。

 

個人的におすすめな聴き方はボリュームを上げまくり、スライドの残響音に耳を澄ませること!

そうすれば耳だけでも戦前の南部にタイムスリップできるから。

 

 

ホトケ監修!ロバートジョンソンが漫画に! 平本アキラ「俺と悪魔のブルーズ」

 

 

ロバートジョンソン。

ブルースを語る上で決して外せない人物だ。

エリッククラプトンを初めとして彼に魅了されたミュージシャンは非常に多い。

 

何が我々を惹きつけるのだろうか。

音楽性?

もちろんそれも正しい。

しかし音楽性と同じくらい我々、ブルースファンを惹きつけるのは彼の謎に満ちたミステリアスな人生ではないだろうか。

 

悪魔と契約を交わし、魂と引き換えに超絶なギターテクニックを手に入れたという彼の逸話。

それは全くのフィクションであるというのを分かりつつも人々を惹き付ける。

事実、彼は27歳で毒殺された。

 

そんな彼のクロスロード伝説を基にした漫画が平本アキラ俺と悪魔のブルーズだ。

ロバートジョンソンファンならタイトルに思わずニヤリとしてしまうはずだ。

 

この漫画の面白いところはロバートジョンソンの伝記漫画ではないということ。

あくまでロバートジョンソンのクロスロード伝説を基にしたオリジナルストーリー。

なので主人公はロバートジョンソンではなくあくまで「RJ」である。

 

性格も彼のファンが思い浮かべるようなニヒルな笑顔を浮かべた色男(合ってますよね!?)ではなく少々臆病でコミカルなのが少し新鮮である。

 

物語は時代が時代なので黒人へのリンチなど少々重いがところどころにシニカルな笑いがいい感じに入っているのが良い和らぎ水になっている。

 

なによりウェストロードのホトケが監修しているので当時のジュークジョイント(黒人の安酒場)、ブルースマンの服装、楽器などがしっかり書き込まれているので物語に没入できる!

ホトケを監修として迎えた人は偉い!

 

演奏シーンは迫ってくるような迫力がある。

特にスライドのシーン!

これだけでも是非とも実際に見てほしい。

 

定価も666円+税別になっていたりと色々細かい(笑)

現在、休載中とのことだが是非とも最後まで読みたいと思う漫画だ!

 

文章:菅原翔一