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青がきこえる

ブルースマンを目指す23歳です。主に音楽、本、映画などについて記事を書いていこうと思います。

安く•おいしく•ボリュームたっぷりの看板に偽りなし!福井の洋食屋さん「イタリア」が美味しい!

ローカル(福井&小浜)
新年明けましておめでとうございます。
今年も楽しくブログを書いていきます(^ω^)

さて今年1番最初の記事は昨日食べに行った洋食屋さんについて書こうと思います。

その名も「イタリア」
なんともストレートな名前のお店です。

福井駅前のユアーズホテルの地下1Fにあります。
写真は撮っていないのですが年季の入った昭和レトロな入り口ですぐ分かります。
「安く•おいしく•ボリュームたっぷり」の看板に期待が高まります。

ドアを開けるともっと昭和。
全席カウンターのみなのが逆に良い感じ。

注文をして調理の様子を眺めます。
無駄のない動きでみていて気持ちが良いと感じるくらい。
マスターの鉄ベラ同士をシャッシャッと擦り合わせる音が小気味よく店内に響いていました。

10分ほどでお料理が机の上に運ばれて来ました。


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イタリアランチ。
960円也。
今回はピラフにしましたがパスタにも変更可能ということです。

ピラフの上に薄くのばした卵が載っていてとても綺麗な彩り。

ピラフは意外にもほぼ真っ白けでした。
しかし香りがしっかりとついていて食欲がそそられました。

そしてサクサクと揚がったエビフライ、ハンバーグ、ウインナーも絶品。
かかっているイタリアソース(トマトソースかな?)との相性がとても良い!

美味しくてあっという間に完食してしまったのでありました(^ω^)
幸せ〜♪
満足してお店を後にしました。

調べてみると昭和46年に福井で初めて本格的なパスタとピラフを提供したのがこのお店だそう。
しかしそれを鼻に全くかけずにお客さん一人一人に笑顔で接客するマスターがとても好印象でした。

とびきりうまい!という訳ではないですが庶民的な優しさがあって何回も食べに行きたくなってしまう味です。

たまにマスターが調理の合間を縫ってハープ演奏をしてくださるみたいなので運が良ければ聞けるかも??
(ちなみに福井は世界的に有名なハープの産地です)

お店の場所や営業時間などの詳細は食べログでどうぞ。

それでは皆様今年もどうぞよろしくお願い致します。

文章:菅原翔一
写真:菅原翔一

遠ざかるロバートジョンソンを追いたいならこの一冊 日暮泰文「ロバート•ジョンスンを読む」

正月休みということでどっぷりと自分の趣味に没頭中。
食べると寝る以外では読書、ギターか音楽を聴くかの三択。
この生活最高である。
(こんな生活を続けているとダメになってしまいそうで少し怖いです)
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先ほど読み終えた一冊がこれ。
日暮泰文著の「ロバート•ジョンスンを読む アメリカ南部が生んだブルース超人」
2011年にブルースインターアクションズから出版されている。

ブルースファンの方には言うまでもないだろうがロバートジョンソン(以下RL)はブルースの奏法に革命を与えたモダンブルースのパイオニアである。
クロスロードで悪魔と契約を結び魂と引き換えに超人的なギターテクニックを手にしたとされることでも有名(=クロスロード伝説)
27歳で毒殺されている。

日本のブルースブームの仕掛け人である著者のRLに対する熱い想いと好きだだからこそ客観性を持たせようとする冷静な視点がバランス良くクロスされた名著である。 
(それでもごくたまに著者のRLのブルースに対する愛情が文章に現れるのが愛おしくなってしまう)

日本ではどうしても情報が少なく詳細不明の天才ブルースマン、悪魔と契約したブルースマンなどというように紹介されていることが多い。
(奏法はかなり研究されているが)

そこにこの一冊である。
著者はこの本を書くために膨大な文献を参考にしたり実際にミシシッピまで足を運んでいる。
一冊によくこんなに詰め込めるなと感心するくらいの情報量。
玉石混交の情報の中で信憑性が高いものを集め、著者の推理と鋭い感性による想像力によって補完する書き方には頭が下がる。

私が非常に興味深いと思ったものを羅列したい

•RLの出生
•クロスロード伝説とRLの楽曲のクロスロードブルースの関連性
•RLの死に様(てっきりほぼ即死だと思っていたが病院に運ばれ数日は生きていたようだ)
•遺言を残している「ナザレのイエスエルサレムの王、わたしは知る、わたしをあがなうものは生きておられ、私を墓から呼ぶだろう」
•フードゥとRL
•RLの学力(読み書きができて当時としては高い学力を身につけていた)

またRLと同じ時期に活動していたミュージシャンによるRLへの証言も興味深い。
(証言する人によって意見がかなり食い違っている)

恐ろしいくらいの情報量に裏付けされたRLが残した29曲の楽曲の訳詩&解説も必見。
新しい気持ちでRLの楽曲に触れられることを保証する。


著者も触れているが聴き込めば聴き込むほど遠ざかっていくのがRLの怪しい魅力。
RLの影を追い続ける全てのボブはこの本を読んで是非ともRLに近づこう。
(そう言っている間にもRLはニヒルな笑みを浮かべながら遠ざかっていく)

文章:菅原翔一




小浜の眼鏡屋、正視堂のオリジナルブランドsomedayが素晴らしい件について

ローカル(福井&小浜)

もう今年も残すところ後わずかとなりました。
皆さん良い1年を過ごされたでしょうか?

さて年の瀬の真っ只中眼鏡を買ってきました。

じゃーん
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トラッドでめちゃくちゃ粋なデザインの眼鏡です。
少し小ぶりなのが可愛くてとても良い!

こちらの眼鏡は福井県小浜市にある眼鏡屋、正視堂のオリジナルブランド「someday」として展開されている眼鏡。
トラッドを基調としたデザインでたくさんラインナップされています。

ちなみに僕が購入した眼鏡はsomeday229というモデルです(^ω^)

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ギターにも似合ってる??
(ちなみにギターは店主のGIBSON ES-125)

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更に!今ならウィンターセールとして標準レンズ込みで1万9千円(税込)!!
このデザイン、掛け心地で1万9千円はめちゃくちゃ安い!
気になった方は今すぐ正視堂まで!!
(セールは12/31まで)


文章:菅原翔一


有山じゅんじさんとの思い出

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前回のサウストゥサウスの記事を書いていたときにどうしても有山じゅんじさんとお会いしたときのことについて書きたくなりました。
なので書きます。

一応、有山じゅんじさんって誰?っていう方のために簡単なプロフィールを。
(全然知らないよっていう方にこそ聴いて欲しいので)


めちゃくちゃブルースギターの凄い大阪のおっちゃんです。
かっこいい。
以上。


。。。
(身も蓋もないですね)


日本のラグタイム系のギタリストの権威ですね。
ブラインドブレイクにかなり影響されたウェストコースト系のサウンドと自身のカラー(色気のある危うさとでも言っておきましょうか)がミックスされたプレイが魅力。

とりあえず音を聴いてみましょうか。

「俺の借金全部でなんぼや」
上田正樹×有山じゅんじサウンドは鉄壁だと思うのです。
思わず俺の借金全部でなんぼやぁー♪と歌いたくなってしまう。

「さよならだけが人生だ」
三宅伸治の超有名曲のカバー。
三宅さんとの共演です。
曲が始まるまでが長いけど有山さんの素朴な人柄がよく分かるので飛ばさずに見て欲しいです。
最近の動画なので有山さんのサウンドが一音一音クッキリとクリアに出ているサウンドにアップデートされてます。
僕は今のサウンドのほうが深みもあって好きですね(^ω^)

さて前置きが長くなりましたが。。。
こんな凄い有山じゅんじさんに23の若造がお会いした訳です。
今年の10月16日の福井県小浜市の旭座でのライブ後に有難い事にステージの上まで連れていって頂きました。

そのときの有山さんは後片付けをされておりました。

で、オーラがやっぱり凄い。

別にご本人が意識されて出されているのではないしょうが殺気に近いものを感じました。

しかし話してみるとめちゃくちゃ気さくでええおっちゃんでした。

「そのナリはアンタもミュージシャンやなぁ。」
と服装について話してもらえたり
「ステージの上から楽しそうに聴いてたの見とったでぇ。」
(これは本当かは分からないけどやっぱり嬉しかった!)

ブルースを弾く上で一番意識していることはなんですか?と質問したら口笛を吹くようにギターを弾くように意識されているとのこと。
つまり自分の頭の中で鳴っているメロディを口で歌うような短いタイムラグでギターに変換するとのことですね。

これはギターのみならず楽器をアドリブ演奏するときの一番大事な事項なのでしょう。
大きなヒントになりました。
書くのは簡単だけどめちゃくちゃ難しい域です。

有山さんも「俺もやっと最近できるようになってきたわぁ〜」と仰っていました笑
(やっぱりこのおっちゃん好きやわ〜)

一番忘れられないこと。

それは僕がブルースが好きなことを伝えたときの
「俺もめっちゃ好きやでぇ!」
と話す有山さんの笑顔。

音楽って僕の中では超大雑把に分けて2種類ありまして。
自分を伸び伸びと表現するための音楽と仕事と割り切って生活のための売るための音楽。
どちらが良いという単純なものではありません。
(案外ブルースも後者が多いように感じる)

有山さんは完全に前者やなぁと思いました。
あの笑顔を見たら。


まとめるとやっぱり有山さんはブルースギターの凄い大阪のおっちゃんでした。
これからもそうあり続けて欲しい!

有山さんのお陰で更に深くブルースの底なし沼にはまってしまいました。
じきに窒息すると思います。

文章:菅原翔一
写真:MATSUMIさん

こんな時代だからこそド直球タイトル!上田正樹とSOUTH TO SOUTH「この熱い魂を伝えたいんや」

ぶち抜く名盤リスト
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上田正樹とSOUTH TO SOUTHのデビューアルバムにしてラストアルバム。
(デビューアルバムがライブ盤って笑)
1975年の9月に芦屋ルナホールで行われたライブを収録したライブ盤。

''この熱い魂を伝えたいんや''

ド直球なタイトル通りに本作はサウストゥサウスの熱い魂が伝わってくるなんともソウルフルな盤になっている。

この盤をぐぐっと熱くしているのがサウストゥサウスのリズムセクション
特に藤井裕のファンクベースが熱い!
日本人離れしたパワフルで骨太なベースに脳天をぶち抜かれそうになる。
バンドはリズム隊が心臓である。
心臓が力強いビートを刻まなければ血液が各器官にまで行き渡らない。
送り出された血液を受け取るが如く上田正樹有山じゅんじが活きるのだ。

個人的なおすすめはむかでの錦三とお前を離さない。
特にお前を離さないは激アツだ!
原曲は言うまでもなくオーティスレディングのヒット曲なのだがサウストゥサウスは完全にオーティスのリズムをモノにしている。
上田正樹が興奮して「お前らノッとるか!!?」と観客を煽るシーンが印象に残る。
まるでライブでの興奮もレコード盤に刻み込んでしまったのではないかと錯覚するほどだ。

熱い魂を持って生きるのがなんとなくかっこ悪いような気がしてしまう今の時代だからこそ心に響く本作。

せっかくだし熱い魂を持って生きようよ。
人に笑われてもさ。

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ちなみに有山さんのサイン入り!

ストーンズのブルー&ロンサム聴いたら原曲も聴こうぜ!MAGIC SAM All of Your Love

音楽
皆さんお久しぶりです。
更新さぼりまくってひたすらブルースのレコードを探し歩いておりました。

さて2日前の12月2日にローリングストーンズからニューアルバム「ブルー&ロンサム」が発売になりました。

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全てブルースのカバーということでこのアルバムをきっかけにブルースのリスナーが増えることに期待しています。

選曲はさすがストーンズといった感じで申し分なし!
特に素晴らしいのがMAGIC SAMのAll of Your Loveが4曲目にカバーされているところ!


貴重なマジックサムの映像。
こちらでもAll of Your Loveが演奏されています。
バッキングプレイとリードプレイを変幻自在に切り替えるギタースタイルとハートウォーミングな声のコンビネーションが味わえる。

こちらがオリジナルのスタジオ音源。
確かによーく聴くと初期のストーンズが好きそうな感じですね。

ブルー&ロンサムを買われた方はマジックサムのみならず是非とも原曲にまで踏み込んで聴いて欲しい!
ストーンズのメンバーもそれを望んでるはずですよ!

※ちなみに僕はクラプトンが死ぬほど嫌いなのでブルー&ロンサムを買っていないというオチです笑

文章:菅原翔一


映画「EIGHT DAYS A WEEK」を観に行ったら生々しいビートルズに出会えましたっていうお話。

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9/22より公開されたビートルズのドキュメンタリー映画「EIGHT DAYS A WEEK」を観に行って来ました。
福井では11月からの公開なので待ち切れずに京都まで足を運びました。

ビートルズといえば、、、僕にとっては洋楽の入口。
今思うと中学生のときにTSUTAYAで借りた「1」が全ての入口になったのかと思います。
あのときは背伸びがしたかった笑

正直、その当時はテレビのBGMやCMの曲として使われて聴いていた曲を聴きたいから聴いていたという感じでした。
しかし大学に入ってから改めて聴いてみるとそのサウンドの革新さに衝撃を受けました。
リボルバーのレコードが特にお気に入りで何回も聴きました。
あとセカンドアルバムのポップな感じも好きでした。

さて本作なのですがビートルズの結成から解散の前年の1969年のアップルレコードでの屋上でのルーフトップコンサートまでのビートルズの軌跡を当時のファンの証言を交えながら追うといった内容。

正直新しい切り口でのドキュメンタリーではありませんが、なんといっても映像が綺麗なこと。
思わずうわっ!と歓声をあげてしまったくらい。
音も5.1chになってるそうで申し分なし。

正直に言うと映画を見る前は画質が綺麗になったところでそんなに大きな価値があるかなーと思ってた自分がいました。
でも鮮明な映像になったからこそ伝わるものってやっぱりあるなと思いました。
ビートルズのメンバーも僕と同じように興奮で汗をかきながら演奏したり、モニターがない環境での演奏に冷や汗を流してたりしてたのですね。
ひとことでいうと生々しい。

結成当初のいかにも仲が良さそうな関係が崩れていくのも綺麗な映像だからこそ生々しく伝わるものがありました。

本編最後のアップルレコードの屋上でのルーフトップコンサートでのDon't let me downは鳥肌が立ちました。
音楽的に形態は全然違うけど僕にはブルースに聴こえました。
壊れかかったビートルズがギシギシ音を立てながら壊れる前に最後に楽しんでやりましょかという感じ。
これが諦め、、、いや受け入れなのでしょうね。

この映画の売りの本編後の4Kになったシェアスタジアムでのライブももちろん良かったけどやっぱり僕はルーフトップコンサートのシーンが一番心に残りました。

バンド演奏のいいところは「人間」が集まって演奏し「人間」が集まって聴くことにある。
ビートルズの4人と当時のファンの様子を見ていて自然にそう思いました。
ライブハウスに久しぶりに行きたくなりました。

そしてカントリージェントルマンで少し鼻の詰まったような音で演奏するジョージハリスンがやっぱりかっこよかった笑

良い映画ですよ。

文章:菅原翔一