青がきこえる

ブルースの底なし沼へようこそ

名盤のくせにゆるゆる!シカゴブルースを味わおう! Jimmiy Rogers「Chicago Bound」

今日はシカゴブルースを語る上で外せない大名盤をご紹介します。

名盤というと少しかたっくるしいイメージもありますが。。。

 

安心してください!

このアルバムゆるゆるです笑

 

どれくらいゆるゆるかと言うと

 

あ、間違ってもたやん!もっかいやらせて!

的な感じで演奏のミスと声がそのまんま収録されている。。。笑

(これを商品として販売するアメリカ人ってどうよ。個人的には好き笑)

 

さて前置きが少し長くなりましたが、本日紹介する盤はジミーロジャースのChicago Boundです。

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1970年にチェスから発売されました。

ジミーロジャースの1950年から57年のソロ作品の寄せ集めアルバムです。

 

まずはジミーロジャースさんの紹介から。

ジミーロジャースはあの有名なマディーウォーターズのサイドギターを務めたギタリスト。

つまりマディーウォーターズを光とするならジミーロジャースは影という訳です。

この影がいい仕事するから光は思いっきり輝けるという訳です。

 

ジミー君、いつも後ろでギター弾いてるからたまには前にでてみたら?俺たちバックやるわ。

本作の楽曲たちはこんな感じで生まれていったに違いない。。。たぶん。。。

 

本作の魅力は肩の力が抜けたゆるゆるなジャムセッション感。

でも肩の力が抜けているからこそ自然体なシカゴブルースサウンドを味わうことができます。

 

肩の力は抜けているとはいえ、参加ミュージシャンはチェスレコードの名手達。

かなりハイレベルなセッションが繰り広げられています。

 

年代によって変わったりしますが基本的に

G.マディーウォーターズ(やばいよ)

Harp.リトルウォルター(やばいよ)

P.オーティススパン(やばいよ)

Ba.ウィリーディクソン(やばいよ)

Dr.フレッドビロウ(やばいよ)

 

断言します。

このメンツで悪い演奏が出来る訳がない!

 

ジミーロジャースもサイドメンの血が根底にあるのかあまり弾きすぎてないのがいい感じ。

結果としてバンドの調和がとれてとても聴きやすい作品になっています。

 

オススメはB面5曲目のTHAT'S ALL RIGHTとB面6曲目のWALKING BY MYSELF。

どちらも超有名曲!マスト!!

 

軽やかなシカゴブルースをお楽しみください♪

 

~本日のブルース余話~

WALKING BY MYSELFのクレジット。

ドラムがprobably Fred Belowとなってる。

つまり、多分フレッドビロウやと思いますっていうこと。

アメリカ人にいとおしさを感じてきました。