塩次伸二メモリアルライブ2017 @京都拾得 ライブレポート
純粋にそう思った熱いライブでした。
第1回はまかぜセッション 演奏曲のご紹介
5月14日(日)の第1回はまかぜセッションまで2週間をきりました。
開催までドキドキの毎日が続きそうです。
さて今回のセッションで演奏する曲目を今日はご紹介致します。
セッション前の予習にご活用くださいませ。
☆ブルースセッションの部☆
①Manish Boy key=G
マディーウォーターズがオリジナルのブルーススタンダードナンバー。
ほぼGのワンコードです。
ギターソロだけブルース進行になります。
恐らく今回のセッションの中で一番とっつきやすいかと思います♪
Muddy Waters - Mannish Boy (audio) - YouTube
②T-BONE shuffle key=A
T-BONE WALKERの代表曲のひとつ。
洗練された小粋でジャジーな大人な一曲です。
今回のセッションはAのキーで!
A/ A/ A/ A7
D/ D/ A/ A7
D7/ C7 G/ G
つまり上記のようなコード進行になります。
ぶっちゃけAのほうがなじみぶかいもんね笑
http://www.youtube.com/watch?v=0GsRzqbRvus
③Sweet Home Chicago Key=E
説明不要の超有名曲。
原曲はロバートジョンスンですが、セッションには暗くて重すぎるのでMagic Samバージョンで♪
マジックサムみたいに3連符のリズムを叩き込んでやりましょう♪
コード進行も王道のブルース進行です♪
Magic Sam - Sweet Home Chicago (Good Quality) - YouTube
☆ストーンズセッションの部☆
④ Honky Tonk Women Key=G
個人的にはカントリーホンクも好きですが今回はLove you liveっぽい感じで演奏します。
このテイクもかっこいいね。
The Rolling Stones-Intro/Honky Tonk Women(Live) 1976-Remastered - YouTube
⑤Jumpin Jack Flash Key=B
永遠のロックンロールスタンダードナンバー!
細かいこというのはやめようぜ!
レッツロケンロー!!!!
http://www.youtube.com/watch?v=a6lJ071MeKA
以上楽しい5曲です!
5月14日は小浜でブルース&ロケンロー!!
2つの「Love in Vain」
Well, it's hard to tell, it's hard to tell, when all your loves in vain.
(とても伝えるのが辛いんだ、お前の俺への愛が空しく終わっちまうなんて)
ブルースは男と女の関係を歌った楽曲が多い。
その中でも失恋をとりあつかった曲は取り分け多い。
「Love in vain(空しき愛)」もその類いの曲である。
オリジナルはロバートジョンソン。
自分の彼女を駅に送っていく男。
男は自分の彼女の心が自分から少しずつ離れていくことに薄々気づいている。
自分の彼女が乗る列車を見送る男。
男の後ろには信号機が。
青の点滅は俺のブルース、赤の点滅は俺の心。
男は自分の愛が終わったことを思い知る。
そして、この曲を自分達の音と完成でアレンジし別の楽曲とも言えるくらい昇華させたグループがいる。
それがローリングストーンズだ。
今日はこの「2つ」のLove in Vainについて今日は書きたいと思う。
【オリジナル:ロバートジョンソン】
先述したがこの曲のオリジナルがロバートジョンソンである。
1937年の録音。
Robert Johnson - Love In Vain Blues (Takes 1&2) (1937) - YouTube
低音弦でベース音を刻みながら高音弦で美しいメロディを奏でるギタースタイル。
そこにジョンソンが得意とするファルセット唱法によるモーンが加わる。
一人でここまで自己完結できるミュージシャンはなかなかいない。
これは驚異的だ。
どこにも救いどころのない楽曲ではあるが美しさを感じてしまうのは僕だけではないはずだ。
信号機の点滅を男の心情を表す詩のセンスも抜群。
【カバー:ローリングストーンズ】
ローリングストーンズのLove in Vainは1967年リリースのアルバム「Let it Breed」に収録されている。
Love In Vain - Rolling Stones - '95 - (de Robert Johnson) . vog.028 - YouTube
キースリチャーズの3連符のスローなアコースティックギターのアルペジオ。
その土台の上を流麗に滑るかのような美しいエレキギターのスライドギターのサウンドが絡む。
そして間奏から始まるライクーダーのマンドリン。
ロバートジョンソンの弾き語りの楽曲が見事に美しいバンドサウンドに昇華している。
ブルースの匂いもしっかり感じとれるが、カントリーの匂いも感じることのできるアレンジとなっている。
【2つのLove in Vainを結ぶ】
今日は2つのLove in Vainを紹介した。
僕はジョンソンのオリジナルも、ストーンズのカバーもそれぞれ独立して楽しんでいる。
ジョンソンがこの曲を書いた1937年、そしてストーンズがこの曲をカバーした1969年。
実に30年以上の開きがある。
しかし、時代がどれだけ移り変わろうが変わらないもの。
それは男が自分の手に感じていたスーツケースの重さである。
自分の心から離れていく彼女のスーツケースの重さを男はどう感じていたのだろうか。
レコードを買うために髪の毛を諦める
無印良品のアロマディフューザー。なくてもよい。でもあったほうがいい。
あまりモノを持つのは好きでありません。
これはひとえに僕が片付け下手だからです。
モノを買うと部屋がすぐごちゃごちゃになる。
だから余計なものは買わない。
本当に必要なものだけを厳選して買う。
いらなくなったものはネットですぐ売ってしまう。
そんな僕が愛用しているあまり必要でないものがあります。
正直なくても全然困ることはない。
でもコロコロ(?)と水の音を立てながら吹き上がる蒸気を見ていると最高に癒されるのです。
明るすぎない絶妙な光量のライトもとてもよい。
無駄なことを削ぐのももちろん大事だ。
でも必要なものだけを追い求めるのも少し空しい。
無駄を楽しんでもいいじゃないでしょうか。
音楽も一緒。
別に音楽がなくったって生きていける。
でも音楽がない生活は空しい。
なくてもよい。でもあったほうがいい。
このアロマディフューザーの優しい光を見ながらこんなことを考えているのです。
20代ブルースファンの横の繋がりを作りたい
音楽の素晴らしいところは音楽を通じて出会いが広がることだ。
自分自身、音楽を通じてたくさんの人と知り合ってきた。
人と人との出会いこそが真の財産だと僕は思う。
しかし。。。
人間って欲が次第に出てしまうものでw
今、自分が出会いたい人。
それは自分と同じようなブルース、R&B、ソウルなどを愛好する同世代。
日本は狭いようで広い。
きっと日本のどこかに自分よりずっとずっと黒い音楽にのめり込んでいる20代がいるはず。
そんな人たちと是非とも繋がりをもちたい。
ということで黒い音楽が好きな20代の方の連絡を待ってます(笑)
ゆくゆくは20代のブルースファンの横の繋がりを作りたい。