青がきこえる

ブルースの底なし沼へようこそ

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いつも「青がきこえる」を読んでくださってる皆様、いつもありがとうございます。
お陰様でアクセス数が順調に増えていっております。
この調子でどんどんブログを更新させて頂きます。

さて、今日は日本ブログ村に本ブログを登録してみました。
カテゴリーでちゃんとブルースがあるのに無性に感動しました。。。

どうせやるからにはてっぺんとくるくらいの気持ちでいきます!!

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だから僕はレコード派〜非オーディオマニア的レコードのお話〜

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僕の家にはCDプレーヤーがない。

代わりにあるのがターンテーブル
つまりレコードだ。

しかしこういうのもアレだが僕はオーディオマニアと呼ばれる人種では全くない。
目隠しをしてCDとレコードの音を当てろと言われても当てる自信は全くない。

しかしそれでもレコードが好きだ。

さて、今日は何故僕がレコードで音楽を聴くかを書いていきたいと思う。
この記事を通して若い人達にレコードの魅力が伝えることができたらなと思う。

【僕がレコードで音楽を聴く理由①ジャケットがでかい】

あたりまえだけど、ジャケットの大きなこと。
CDと比べるともはや巨人級である。
(しかしこれでもCDより再生時間が短い笑)

この大きさのおかげでジャケットがちょっとした絵画を見るような感じで目で楽しめる。
お気に入りのジャケットを並べるだけでお洒落なインテリアに早変わりだ!

ちなみに僕はガキの頃から大きなものがひたすら好きだった。
大型のパワーショベルが大好きで幼稚園のとき母と一緒に工事現場を見学しにいったものだ笑

【僕がレコードで音楽を聴く理由②「ちょっと」集中して音楽を聴ける】

便利さの面で考えたら圧倒的にCDに軍配があがる。

レコードで音楽を聴こうと思ったら

ターンテーブルにレコードを載せる
②レコードに針をのせる(マニュアル式だったらそーっとのせないといけないから更にキツいw)
③A面が終わったらB面にひっくり返す
④B面に針をのせる(マニュアル式だったら・・・ええい!割愛!!)
⑤マニュアル式だったらB面が終わったら手動で針をもどす

レコードで音楽を聴いたことがない人にとったらなんのこっちゃという話ですねw
とりあえず「めんどくさい」というのが分かってもらえればw

一方、CDは再生ボタンを押せば最後までしっかり再生してくれるという。。。
死角はなかった。

ただし、このレコードの不便さはひっくり返せば武器にもなる。
少しめんどくさいだけにしっかりと音楽を聴こうという気持ちになるのだ。

もちろん僕はレコードで音楽を聴きながら読書をしたり家事をしたりする。
でも作業をしながらでも「ちょっと」集中して音楽を聴こうというつもりになるのだ。

またレコードをひっくり返す作業はちょっとしたインターバルになる。
A面からB面に切り替わるときまた新たな気持ちで聴こうと思えるのだ。

【僕がレコードで音楽を聴く理由③お酒に合う】

先日、ブログで書いたように僕はお酒が好きだ。
嬉しいことにレコードの音質、そして雰囲気が尋常ではないくらいお酒に合うのだ。

休み前にレコードでブルースをかけながら呑むウイスキーは格別だ。
柔らかい音と柔らかなアルコールが混じりあい最高にリラックスした気持ちになる。

CDでもリラックスはできるとは思うが、ここまでとろけるような感覚にはならないと思う。
僕の本能がそう言っている。

【最後に】
鳥と小鳥とそれから私、みんな違ってみんないい。
レコードとCDもそれぞれ違ってそれぞれいい。
でもまだレコードで音楽を聴くという体験をしたことがない人は是非レコードで音楽を聴いてみて欲しい
(幸いにもレコードブームの影響で手軽にレコードを楽しめるようになってきた)

確かに不便な面もあるけれど、それは紛れもなくレコードの楽しい部分であると僕は思う。
ドッサリと重いレコードを両手に持って京都の町を歩き回るとき、僕は世界で一番幸せです。

昔、福井にエーデルワイスという喫茶店があったのを覚えている人はいませんか?

最近、深夜食堂というドラマにハマっている。
深夜に営業する食堂が舞台で食を通して人間を描いている。
少し不器用だけど優しいマスターが良い味を出している。

このドラマを見ていて自分にとって思い出の味、忘れられない味はなんだろうと考えてみた。

・小学生のとき友達と自販機の下を探って手にいれた小銭で買ったパイの実の味
・幼稚園のときに住んでいたアパートの隣のラーメン屋さんのラーメンの味
・母が失敗して作った水っぽいカレーの味

などなど。
多すぎて数えきれない。
食と思い出ってかなり密接な繋がりがあるようだ。

では自分にとって「初めて」の思い出の味はなんだろうかと考えてみた。
それがエーデルワイスのツナクリームスパゲティ。

覚えている人いませんか?
昔、だるまや西武の並びにあったレトロな喫茶店。

当時、幼稚園だった僕はそこが好きでよく母に連れていってもらった。
とても幼いときのことだったので店内の様子はあまり覚えていない。
でもテーブルがインベーダーゲームや占いのテーブルゲーム機だったのを強く覚えている。
お金をいれなくてもレバーやボタンをガチャガチャ動かしたり、無意味に連打したりするだけでとても楽しかった。

そこで注文していたのがツナクリームスパゲティ。
ツナクリームスパゲティを言えなくて僕は白いスパゲティと注文していたw
ちなみにナポリタンは赤いスパゲティw

どんな味だったかは正直全く覚えていない。
でも注文のときに白いスパゲティ!という僕に店員のお姉さんが優しく笑ってくれたことは思い出せる。
それを思い出すと何故か悲しくなるような楽しくなるような不思議な感覚になる。

そんな思い出の詰まった場所。エーデルワイス
マスターがクモ膜下出欠で亡くなり、店は閉店となった。

もう願うことは絶対にないが、もう一度だけ味を覚えていないあの白いスパゲティを食べてみたい。
たまにふとそう思うときがある。

文章:菅原翔一

岡本太郎の怒りに今すぐ感染せよ! 岡本太郎「美しく怒れ」

 

美しく怒れ (角川oneテーマ21)
 

 

世界をこの目で見ぬきたい。
目に触れ、手にさわる、すべてに猛烈に働きかけ、体当たりする。
ひろく、積極的な人間像を自分自身につかむために。
純粋な衝動である。
そんな情熱が激しく噴出するとき、それは憤りの相を呈する。
だから私は怒る。
また大いに怒らなければならないと思っているのだ。

これはこの本の書き出しだ。
この本のテーマはズバリ「怒り」だ。
それにしても岡本太郎、ハナからぶちぎれている。
この不器用なまでに真っ直ぐな文章が僕はとても好きだ。

まず岡本太郎も本書で説明しているがこの本で取り上げられている「怒り」は「鬱憤」なんかではない。
鬱憤はしめっぽい陰湿な感情である。
しかし岡本太郎の定義する怒りは人間の純粋な憤り。
純粋な感情であるのでカラッとしている。

何でみんな怒りの感情を表に出せないのかと岡本太郎の怒りはそこにも向かう。
もっとみんな自分を出し激しくぶつかりあえばいいのに、と。

現代の日本の空気は少し息苦しい。
多分、共感してくれる人は多いと思う。
その息苦しさの原因は不況の影響ももちろんあるだろう。
しかし、根本的な原因は誰もぶつかり合わないからだと思う。
ぶつかるのはしんどい、めんどくさいから自分を我慢しよう。
だから「鬱憤」がたまる。
その「鬱憤」が大気に流れ込み、息苦しくなってしまうのはないだろうか。

今こそ、岡本太郎の怒りに大いに感染しようではないか。
賞味期限が切れた人は読まなくてよろしい。
今を生きる旬な人に読んで欲しい。

 

ちなみに岡本太郎の本ってたくさん出版されてるけど主張していることはほとんど一緒だったりする。

本当にブレない人だったんだな。

 

文章:菅原翔一

 

 

伝説を乗り越えようとするエネルギーが伝わってくるブルースアルバム Robert Jr Lockwood「Steady Rollin Man」

 

ステディ・ローリン・マン

ステディ・ローリン・マン

 

 

バスケならマイケルジョーダン。
陸上ならボルト。
芸術ならピカソ

 

様々な分野で神様のように崇め奉られている人がいる。
偉大すぎて乗り越える気も起こらない、そんな人達。
俗にいうレジェンド。

 

ブルースでのレジェンドは誰だろう。
人によって答えは様々だろうが、恐らくロバートジョンソンになるのではないだろうか。

 

たった1本のギターでリズムパートとリードパートを同時に演奏。
そこにファルセットを巧みにいれた歌が入る。
そんなジョンソンのブルースは悪魔的な美しさがある。

 

そのロバートジョンソンの義理の息子として有名なのがロバートジュニアロックウッドだ。

 

今日はジュニアロックウッドの名盤「Steady Rollin Man」を紹介したいと思う。

【このアルバムについて】

本作は1972年デルマークによってリリースされた。
バックはシカゴブルースを語る上では外すことのできないリズムセクションのエイシズだ。
ちなみにこのときロックウッドは50代後半。
数多くの重要な録音のバックを支えてきたロックウッドの脂の乗りきった頃のレコーディングだ。

 

【ロックウッドって誰やねん!?】

ロバートジュニアロックウッドは1915年生まれアーカンソー州出身のブルースマン
15歳でプロとして活動をしていたというから驚きだ。

ハープ吹きのサニーボーイウィリアムソンⅡなど有名ブルースマンのバックとして活躍していた。

ロバートジョンソンから直接ギターの手ほどきを受けたというギターはやっぱりロバートジョンソン直系といった感じだ。
(ちなみにロバートジョンソンのレッスンは一度目の前で弾くだけという超不親切なものだったらしいw)

 

【このアルバムの聴きどころ】

①ロックウッド流のロバートジョンソンナンバー

 

本アルバムの12曲中の3曲

・Steady Rollin Man
・Rambling On My Mind
・Kind Hearted Woman
はロバートジョンソンのカバー。

 

しかもぶっちゃけ1曲目のTake a Walk With MeはSweet Home Chicagoの改作w
(歌詞が違うだけですw)

 

つまり実にこのアルバムの1/3がロバートジョンソンのカバーという訳です。
やはりロバートジョンソンがロックウッドに与えた影響は計り知れないものだったようだ。

 

しかしロバートジョンソンのギターをそのまま弾いている訳ではない。
ロバートジョンソンのスタイルを土台に自身のセッションギタリストとしてのキャリアと感性を上手く融合させている。

 

曲に彩を与える感覚はセッションギタリストならではかと。
僕はこのアルバムを聞くたびにいろんな色が脳裏に浮かぶ。

 

②エイシズの鉄壁のリズム

 

ロバートジョンソンとロックウッドのサウンドの決定的な違い。
それはロバートジョンソンにはバックがついていなかったのに対して、ロックウッドにはバックがついていたという点。(当たり前だw)

しかもとびっきり優秀なバックw
それがエイシズ。

 

特にフレッドビロウのドラムはやっぱり凄い。
軽快に叩くのにに腰がすわったドラムだ。
軽いけど重い。
重いけど軽い。
矛盾にしかとれない表現かもしれないがフレッドビロウのリズムは正しくそんな感じだ。

 

この鉄壁のリズム隊がついたサウンドは本作に3曲収録されているインストゥルメンタル曲で凄みを増す。
特にA面4曲目のSteady Grooveは必聴だ。

 

(ちなみにロバートジョンソンの世代では弾き語り形式が主体だったためバックがつかないというのは当たり前といえば当たり前)

 

【伝説を乗り越えようとするロックウッドの熱を感じて欲しい】

 

僕が思うロバートジュニアロックウッドの偉大な点。
それはブルースの不動のレジェンドとして君臨するロバートジョンソンに立ち向かったところではないかと思う。

 

普通ならロバートジョンソンのギターテクニックに触れると打ちのめされるはずだ。
自分には到底こんなことはできませんよ・・・みたいな感じで。

 

しかしロバートジュニアロックウッドはロバートジョンソンのスタイルを自分の感性と経験によって消化した。
消化するためにロックウッドは尋常ではないくらいロバートジョンソンと向き合ったはずだ。

 

僕はこのアルバムを聴くときにロックウッドのその熱を感じずにはいられない。
その熱がロバートジョンソンのデルタブルースをシカゴブルースに昇華させたのだ。

 

この熱を感じて欲しい。

 

〜余談〜

初めてみたときなんてカッコいいジャケだろうと思った。

 

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よく見てみよう。

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 ハゲている。

 

よくみるとあんまりかっこよくないジャケであった。

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文章:菅原翔一

1日250円生活している僕が1缶400円の超高級鯖缶を食べたなら~マーメイド印 鯖味付缶詰~

バリカンの記事でも書きましたが僕はレコードを買うために1日250円という超極貧生活を送っています。


(しかし半額商品を上手に買うので栄養バランスはとれているつもり。病気になったら治療代がもったいない!笑)

 

しかし貧乏暮らしと言えど、たまには贅沢したいわ!!この野郎!!!と思うものです。
節約ばかりでは息苦しくなってしまいますもんね。
たまにはお金をパッと使って贅沢しようではありませんか。

 

そこで今日はこんなものを買ってきました。

福井缶詰のマーメイド印の鯖缶です。

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鯖缶ってまじかよw貧乏人くせぇw」
と思ったあなたに僕は全力でブルースマンばりのシャウトをくらわせたい。
「控えおろう!この鯖缶は1缶400円もする超高級鯖缶なるぞ!!」

 

ちなみにこの鯖缶は僕が現在住んでいる福井県小浜市の缶詰メーカー、福井缶詰で生産されています。
車なら5分、自転車なら10分ほどで行けてしまうという距離です。
つまりめちゃくちゃ地元という訳です笑

 

さて、鯖缶と言えば安いものなら1缶100円ほどで買える庶民の味方ですが。。。
この鯖缶は400円。
僕の食費は1日250円。
つまり、僕の食費の1.6倍に相当する訳です。
めちゃくちゃ高級やんけ。。。

 

期待に胸を高鳴らせながらいざ開缶!!

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ギュギュギュッ!!!
めちゃくちゃ詰まってる。
これでもか!というくらい詰まっている。
さすが400円。
そして立ち込めるいい匂い。

 

とりあえずお皿にのっけてみます。

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じゃーん。
こんな感じです。

尻尾近くの部分の脂肪たっぶりの部分+胴体近くの脂肪があまり多くない部分の2P構成です。
手詰めで缶に詰められているようです。

もうここまできたら。

 

おい、酒もってこい!!!!!!と叫びたくなります。
ちゃんと用意してあります笑

ふ~な~ぐ~ち♪(ドラえもん風に)

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コンビニでも買える美味しい日本酒です。

 

さて箸で口に運ぶぞ、いざ!!
(ちなみに塗箸の80%がここ福井県小浜市で生産されております笑)

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うんまぁぁぁああああい!!!

脂が!脂が違うのです !!
とろけます!口の中でとろけるのです。

そして味付けが絶妙です。
鯖の旨味を120%引き出すかのような味付けです。
この甘味はもとからの味付けなのだろうか、それとも鯖の脂肪の甘味なのだろうか。。。
そう思うくらい自然、かつ強い甘味を感じます。

これはお酒がすすみます。
いつのまにかお酒はなくなっていた笑

400円。
確かに安くはない。
でもこの鯖缶を食べた今、自信をもって僕は言うのです。

 

「400円の価値、ここにあり!食べるべし!!」

 

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美味しすぎて

 

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汁まで飲んでしまった笑

 

文章:菅原翔一

写真:菅原翔一

はまかぜセッションvol2やります!!10/8(日)は福井県小浜市にいらっしゃい♪

前回、予想よりたくさんの方にお越し頂きとても楽しかったはまかぜセッションvol1。

 

第2回の開催が決定しました!!
いぇい♪

 

曲目もまだ決まっていませんがブルースを中心に楽しい曲をとりあげるつもりです。
今回はリズムアンドブルース、ソウルの曲もとりあげたいな♪

 

小浜の音楽シーンの頭取(?)のK下さんとも話していましたが今回は前回と違ったギミックを取り入れたいな、と。
頭を捻ってここはひとつ企てます笑

 

詳細が決まり次第またこのブログにてお知らせ致します♪

 

ブルースをもっとたくさんの方に楽しんで頂けますように♪

(10月まで時間あるから途中で簡易的なセッション大会やるかもです)

 

文章:菅原翔一