生活者としてのブルース。オーティスラッシュ逝く。
9月29日にオーティスラッシュが天国へ旅立った。
享年83歳。
僕がオーティスラッシュの大好きだったのは生活者としてのブルースを演奏していたから。
音楽を表現としてではなく生活のために演奏する。
戦前のブルースマンは表現としてギターを弾いていただろうか?
否、生活のためである。
それに近いものをラッシュから感じるのである。
それでも、一度ステージにあがれば出てくるサウンドは凄みのある迫力!
そして熱いサウンドと対象に表情はクールというギャップ萌えである。
生活。
それは文字通り生きていくための活動である。
生活に疲れてなんかいられない。
男は働いて、生活を回していくんだ。
ラッシュのギターはそんな当たり前のことを僕に教えてくれる。
安らかにオーティスラッシュ。
これからもずっと大好きだよ。
文章:菅原翔一